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BL「つまらない男」感想 [山本小鉄子 (ヤマモト コテツコ)]

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とりたん②の感想記事で書いた、読み返したくなった小鉄子作品の一つ。
11/7までコミックシーモアで割引中の本作の感想を書いてみたいと思います。

小鉄子先生、大変多作な作家さんなので、気にはなっていてもどの作品から手を出すべきなのか悩ましいですよね。
巻数がたくさん出ている人気作がいくつもありますが、そういうのから手を出すのは敷居が高いですし。
ということで、今回は1冊で楽しめる、小鉄子先生の短編をご紹介。

「つまらない男」は3CPのお話が入ってる短編集。
初版は2007年なので、結構古い作品ですが、今読んでも十分楽しめます。
絵柄が今の小鉄子先生とは違うので、古く感じる方もいるかもしれませんが…私的には小鉄子先生のこのころの絵、とても好きです(*´ω`*)

表題作の「つまらない男」ともう一遍の「甘い部屋」はともに30P程度。
残りが「かたく手をつなごう」~「いつも手をつないで」本作の2/3程度のページ数を占める中編
といった構成です。

「つまらない男」
20代のリーマンもの。
「普通過ぎてつまらない」と言われてフラれた橋元が、同じ職場のイケメンで仕事も出来るカンペキな後輩の烏馬に告白された!今度こそ「つまらない」と言われないために頑張っちゃうけど・・・??というお話。
付き合う前からフラれることを考えて、頑張りすぎてから回っちゃう橋元くんがかわいい。

「甘い部屋」
年下大型ワンコの不二家と、そんな不二家に一目惚れしちゃった寿(美形で賢いと大学でも人気だが、実は徹底した倹約家)がルームシェアをしているうちに…というお話。
普段は物言いがきつく、クールビューティーな寿くんが、不二家くんにはダダもれなとこにギャップ萌え。

「かたく手をつなごう」前後編
地元を離れて就職していたものの、あるトラウマから地元に戻ってきて実家の食堂を手伝っている敦(20)と、敦の幼なじみで4歳年下の高校生の悟(16)のお話。
敦が地元を離れるまで、兄弟のように育ってきた二人。
いったん敦と離れたことで、敦への恋心を自覚した悟が敦に告白するのですが、敦は抱えるトラウマのせいで「恋人としての付き合いができない」ことを理由に、ただの幼なじみのままでいようとするのだけど・・・
高校生の悟が、とてもやさしく辛抱強く、トラウマごと敦を包み込んでくれるのが、健気で、高校生なのにスパダリ感があって素敵なのです…!
舞台は明るい南国なのですが、敦のトラウマの関係で、雰囲気は少々重め。
でも、スパダリ悟のおかげで、敦もトラウマを乗り越えることができ、めでたくちゃんとした恋人同士になれて、とても前向きになれるお話です。

「いつも手をつないで」
晴れて恋人同士になった敦と悟。
二人暮らしを始めてイチャイチャ三昧かと思いきや、お互いのともだちに嫉妬してケンカしたり、でもやっぱり仲良しの二人を見せつけてくれるお話ですw

描き下ろしは「つまらない男」の二人。
社員寮ではいろいろ不便だから同棲したいけど…なお話。
いつまでもイチャイチャしてください!

3CPとも年下攻め。とても幸せな読後感の1冊です。
BLに限らず、漫画に出てくるイケメンはたいてい二重なんですけど、小鉄子先生の漫画には一重の涼しげな目元のイケメン攻めが出てくるとこも好きなんです。
今作だと悟クン。
あとはマッドシンデレラの朔一もそうですね。
もっと一重イケメン増えてほしいなあ~!

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