BL「犬と欠け月①～③」ぷち感想

ウノハナさん作「犬と欠け月」の感想です。

2020.2月に発売された３巻でめでたく完結しました。

夢途中でケガ(網膜剥離)により引退を余儀なくされた元ボクサーで現トレーナーの昌子一弥(しょうじかずや)
　　✕新人ボクサーの黒後岳(くろごがく)

子どものころ虐待を受けていた岳が、一弥の試合を見て憧れ、ボクサーを目指して同じジムに入所し、トレーナーとしてついてくれた一弥をひたすら尊敬…しているだけでなく、恋愛的な意味でも好きなのですが、スレていない純な岳のひたむきな感情(と表情)がとても尊くてたまりません。

そんな感情を向けられている一弥は、モテ男で世間ずれしすぎていて、岳の純な思いを知りつつ、それを弄ぶかのような行動をとるので、岳は何でこんな男を好きなんだよっ！と思っていた１巻。
最初の印象が悪すぎて「俺の人生　お前に全部やるよ」っていう一弥のセリフも、な～んか信用できかねるな…とか思ってたんですが(ﾋﾄﾞｲ

２巻から出てくる柳井が当て馬的な存在になる３巻。１～２巻の分も取り戻すかの如く、キュンキュンの波状攻撃が襲ってきました！！(歓喜

やっぱり私は「嫉妬」が大好物みたいです。

無口で無表情なことが多い岳に、自分に懐くような様子とか、初心な反応しちゃうとこなんかを見せられたら、コロッとまいっちゃうよねー。
柳井さん、岳のこと本気になったのに、岳は一弥一筋だから大して美味しい思いもできず、岳にも一弥にも痛い思いをさせられてたけど、二人の関係にいいスパイスをくれてありがとう！な気持ちですよ、私はw

ということで(？)
この作品は、ひたすら純で初心な岳のかわいさを愛でる漫画です！(個人的見解
(↑気まぐれなジャガー③の感想でもほぼ同じこと言ってたのを思い出したw)

まあ途中からは一弥も岳に超がつくほど夢中になってるので、最初のころの軽薄な行動は許せないけど大目に見ます(笑
子どものころは恵まれない境遇だった岳だけど、いい生涯のパートナーが見つかって本当に良かった（ToT


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タグ：ウノハナ