SSブログ

BL「茅島氏の優雅な生活シリーズ」感想 [感想~コミカライズ~]

2021-05-08更新
遠野春日さんの同名小説を
麻々原絵里依さん作画でコミカライズした
「茅島氏の優雅な生活」シリーズの感想です。
kayasimasi comic1.jpg
茅島氏の優雅な生活1(2009年4月発行)
茅島氏の優雅な生活2~英国旅行編~
茅島氏の優雅な生活3~プロポーズ編~
の3冊からなるシリーズ。

旧華族で、高校生の時に両親を事故で亡くし
莫大な遺産を受けついだ茅島氏(26)が
一方的に思いを寄せている庭師の”彼”に告白し
やがて将来を誓い合う仲になるお話です。

高貴な生まれで、経済的に苦労したこともなく
働かずとも、毎日庭を眺めて、お茶を飲み
たまには馬に乗ったり、庭を散歩したり
まれに夜会(パーティ)に行って・・・・
望むものはほとんど何でも手に入る
庶民からすればなんとも優雅な生活を送る茅島氏。

一見傲慢にも見える言動が常なのですが
そんな茅島氏が
駆け引きもなく、ひたすら純粋に
庭師の”彼”に思いを告げる様子が
もうとにかくかわいらしいのです。

一方、いままで話したこともなかった雇い主の茅島氏に突然告白された庭師の”彼”は
驚きのあまり本気に受け取れないものの
茅島氏のあまりに必死な様子に
だんだんほだされ
やがてその魅力に惹かれていくことになります。

庭師の”彼”は
実は最高学府を優秀な成績で卒業している
頭脳明晰な人物で、高いプライド持ちなので
最初は茅島氏になかなかのひどい態度を
とり続けるんですが
それでもめげない茅島氏の健気さがたまらんです。

自分が愛されていることには自信がなくて
いつでも不安で、でも”彼”のことが大好きで
深窓のお坊ちゃんなのに
素直に、時には大胆に、必死に”彼”に縋る様子に
応援せずにはいられません。

原作小説1冊につき、コミック1冊で
コミカライズされているので
原作からカットされているエピソードはかなり多いです。
ただそれで物足りないのかといえば
決してそんなことはなく
コミックだけで十分に
茅島氏の魅力を感じることができますし
彼らの恋が成就するさまを
3冊かけて見ることで
とても幸せな気持ちになれます。

3巻である「プロポーズ編」で
茅島氏の態度が急に冷たくなったことで
「俺は振られるのかもしれない」と焦る
庭師の”彼”のお話があるのですが
茅島氏の冷たい態度の理由がね…
ほんともう可愛すぎて
どうにかなりそうなくらいかわいいんですよ。
ああああ~~~~もうこんな人
夢中にならない方がどうかしてる。

このエピソードだけでなく
とにかくひたすら茅島氏がかわいらしいです。

また、各巻の巻末に載っているSSも素敵。
1巻:茅島氏の愛犬ラフマニノフ
2巻:秘書の小泉さん
3巻:執事の波多野さん
それぞれの視点で語られるのですが
茅島氏が彼らにいかに愛されているかが
わかってほっこりしちゃいます。

上流階級って、なんか
ドロドロしたイメージがあるんですけど
そういうのとは無縁な
茅島氏の純粋さや、清らかな感じは
もともとの気質もあるのでしょうけど
周りのスタッフ(顧問団)が
がっちりと彼を守っているおかげも
大きいのでは、と思ったりしました。

優雅で気品にあふれ、麗しくも
ひたすらかわいい受が堪能できる
とってもすんばらしい作品でした。

小説の方は、コミックとは
またちょっと違った雰囲気があって
それもとても良かったので
また別記事で感想を上げたいと思います。

★小説の感想上げました。コチラからどうぞ★

ランキングに参加しています。
↓ぽちっとしていただけると嬉しいです^^
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL漫画感想へ

茅島氏の優雅な生活【電子書籍】[ 遠野春日 ]
茅島氏の優雅な生活〜英国旅行編〜【電子書籍】[ 遠野春日 ]
茅島氏の優雅な生活〜プロポーズ編〜【電子書籍】[ 遠野春日 ]

nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:コミック

nice! 0

コメント 2

ritsuko

まゆりさん、こんばんは。
まゆりさんの感想をうなずいたり、あいづちうったり激しく賛同しながら読ませてもらいました♪
ホントに澄人さんって純粋で可愛らしい人ですよね。そして周りのスタッフも・・・っていうところも、ホントに愛情もって守ってくれてますよね。きっと澄人さんもお屋敷で働いている人たちみんな分け隔てなく接してるんでしょうね。
コミックと小説、もちろんあらすじは一緒なんですが、画の違いなのか、また違う雰囲気というのも納得なので、まゆりさんの小説の感想も楽しみに待っています。(^^)

by ritsuko (2021-05-09 00:17) 

まゆり

>ritsukoさん、こんにちは^^
コメント投稿に一回失敗したので再投稿です。
ダブってたらごめんなさい。
ほんと澄人さまのかわいさにやられた作品でした。
表情筋がほぼ仕事していないのに
彼の前でだけ色々変化するのがたまらなかったです。
原作小説の感想記事も先ほど上げましたので
お時間あるときにでも。。。(*^-^*)
by まゆり (2021-05-09 10:45) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。