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BL「死ぬほど好き」感想 [山田ユギ (ヤマダ ユギ)]

電子でも買った記念第2弾。
第1弾の「ピクニック」の感想に続き、
今回も山田ユギ先生作「死ぬほど好き」の感想記事を書きたいと思います。
sinuhodosuki.jpg
初版2008年8月30日。
全部で5つのCPのお話が描かれている短編集です。

この5CPのなかでも特に「明烏」と「夢泡雪」に出てくるお疲れリーマン(?)吉村主任が大好きなんです。
おそらく30代後半くらい(作中に年齢の詳細はない)、会社での彼はヤル気も覇気もなく飄々としているのですが、プライベートでは男好きで性に奔放な受け。おせっせの時はそれはそれはエロいのです。
そんな受けに、同じ会社で営業2課の新人イケメンくん(ノンケ)が翻弄されるお話。
吉村主任がほんといい味出しているのです。
昼はテキトーに仕事をこなし、夜は(たぶん複数の)セフレとの逢瀬を楽しみ、刹那的に生きている感じなのですが、垣間見えるゲイの悲哀というか諦観のような雰囲気がギュンときます。

次に好きなのが表題作の「死ぬほど好き」「好きすぎて嫌い」「10周年おめでとうマンガ」の3篇です。
親友を好きになっちゃったワンコ攻 江藤(高3)
     x
親友の告白を即刻拒否ツンデレ美人受 柳(高3)
の二人のお話。
柳の兄x柳の幼なじみ(♂)のCPのすったもんだを絡めつつ、時にコミカルに、時に切なく、高3の二人がくっつくまでが上記3篇を通して描かれています。
兄CPの修羅場を間近に見ている柳は、男同士の恋愛にとても尻込み気味なのですが、そこをワンコ江藤が押したり引いたり頑張ってなんとか付き合うとこまでもっていきます。
10周年おめでとうマンガは、そんな二人の10年後のお話。たった7Pですが、10年たってもお互いが大好きな二人が本当に幸せそうでほっこりします。

ほか
大学のボート部の先輩後輩CP
同じ会社で同じ女性を取り合った仲の同期CP
高校生と予備校講師CP
いろんなタイプのCPのお話が入っています。
ずいぶん前に出版された作品ですので、どうしても昭和感wが漂うところはありますが(そんなところも好き)、お好みのCPが一つは見つかるかもしれません。
機会があったら読んでみてください^^

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死ぬほど好き【電子書籍】[ 山田ユギ ]



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