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BL「ロンリープレイグラウンド上下」感想 [ダヨオ]

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スパダリ王子様(光の攻) vs 調教不倫男(闇の攻)
          x 不憫美形リーマン受。
7年の不倫沼を超・溺愛男がぶち壊す救済型アダルティック三角関係!(作品あらすじより抜粋)

9/1に配信開始されたばかりのダヨオさんの最新刊です。

7年もの不倫に耐え切れず逃げ出した受の雪文(26)を、タイミングよく拾ってラッキースケベに持ち込んだ「光の攻」こと慧介(21)。その翌朝、雪文の元不倫相手で調教男の雨津木と鉢合わせ←不倫相手とは、まだちゃんと切れてるわけじゃなかったのね。

というところから始まるお話。
身体から始まるお話、調教男も出てくるしで、エロ頻度がかなり高いです。上巻は1話1エロ。

1話に1エロ入れるように、っていう作家さんへの要求、よくあるみたいですが(雑誌によるの?詳しいことは全く知らない)、なんか、あまり好きじゃないんですよね。
やっぱりどうしても無理やり感が出るというか。
別にこっちはエロだけを求めてるわけじゃないんだし。
無理にエロを入れたところで、それでお話の流れや面白さがそがれたら全然意味ないと思うんだけど。

本作にその縛りがあったかどうかは知りませんが
すごく自然な1話1エロでした。
ダヨオさん、すごいなぁ!
冒頭、お話のはじまり方がまるで映画みたいでかっこいい~~と思いました。
(電子で試し読みできるので、ぜひ見てみてください)

慧介の自己紹介がてらのモノローグ、雪文の美しい泣き顔、暗転したかのような見開きの黒バックでタイトル、そして雨の街の描写。
かっこいいよーーーー!
この冒頭数ページ見ただけで、きっとこのお話は面白いに違いないと思わされました。

いろいろと危うい雪文にすぐに夢中になっていく慧介。
調教不倫男の影がどうしてもちらつくけど、上巻ラストで盛大な告白をします。

そして下巻。
調教男に支配され続けていた雪文は、そんなストレートで熱い思いをぶつけられたことがなかったため、うれしいと戸惑いが大きくて、すぐに慧介を受け入れることができず。
慧介も「体から始まってるからこそ」そんな雪文を大事にしたくてゆっくり待つ決意をします。
そんなお話の流れから、下巻は1話1エロじゃなくなります。
〇ナニーや、キスはあるけど、おせっせはなく「始まり」を取り戻すかのような普通のデート、手をつなぐシーンなどが続きます。
そんな中、雪文を取り戻したくて暴挙に出た調教男雨津木を、雪文が自分でガツンと拒否します。
はあ~~スッキリ~~~雪文よくやった!
愛は人を強くするんだな、やっぱり。
慧介のもとに収まった雪文の幸せそうな寝顔が、それはもうなんとも素敵でした。
二人とも頑張ったなぁ~。

そして雨津木にイラついていた読者にご褒美がw
番外編として「悪人の縛り方」が掲載されています。
雨津木がひどい目にあいますよ!(笑
題名から予想される通り、おっさん受けです!(歓喜
ダヨオさん、わかってるぅ~~w

下巻ラストのBONUS TRACKは
二人一緒に慧介の実家に行くお話でした。
慧介の家族は、慧介がゲイであることを受け入れていて、雪文のことも大歓迎してくれます。
とっても幸せなラストでほっこりしました。

下巻のオマケペーパー、悪人の縛り方の二人のお話でしたが、すごく面白かった!
これはこれで、この二人幸せなんじゃないですかね。
雨津木にはどんどんひどい目にあってほしいなw

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