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BL「コヨーテⅢ」感想 [座裏屋蘭丸 (ザリヤ ランマル)]

BLコミックス「コヨーテⅢ」の感想です。
CoyoteIII.jpg
2020.2.21発売の最新巻。
1~2巻と同じく、冒頭の6Pは座裏屋先生の美麗カラー絵です。美しすぎて、これだけでも見る価値があると思います。電子の立ち読みではカラー部分が観れないので、ぜひ購入してください!(笑

「コヨーテ」は、人狼(ヴァラヴォルフ)と、人狼と敵対するマフィアの跡取り息子の許されざる恋物語。

第1巻は、人狼のリリーと、マフィアの後継者でありながらそれを隠してピアニストとして働くマレーネが出会い、折り悪しく(むしろタイミング良く?w)発情期を迎えてしまったリリーがマレーネと体の関係を持つようになるところまで。
第2巻は、惹かれ始めていたマレーネの正体を知り、リリーから一方的に決別を言い渡すも、リリーのことを諦められないマレーネがヴァラヴォルフの居住区への侵入を試みる直前まで。
と、2巻までのあらすじを乱暴にまとめるとこんな感じ。

そして待ちに待った第3巻。
ヴァラヴォルフの居住区へ単身侵入したマレーネは、当然捕まり監禁されるも、リリーと無事接触し…
マレーネがなぜ身分を隠したままリリーと会っていたのか、その言い訳wを聞いて納得したリリー。仲直りできてよかったなぁ。
とはいえ、マフィア側に監禁されていたヴァラヴォルフの仲間と、マレーネの身柄を交換することになり、今度こそしばらく会えなくなるであろう2人。やっと想いが通じたのに、その切なさを思うと辛すぎる…
しかし離れる前の晩、リリーからベッドに誘い「好きだ」と言葉にしてマレーネに伝える展開にわたくし大変滾りました。マレーネの幸せ感がまるで私にも伝染してくるかのようで…あのリリーから積極的に来てくれるなんてっ…[黒ハート]

マレーネがマフィア側に引き渡され、また離れ離れになった2人。でも、きちんと想いが通じた2人なら、なんとか気持ちを繋いで、いつか幸せになれると信じたい。
この作品は、根底にずっと不穏な空気が流れていて、登場人物の誰がいつどうにかなってもおかしくない雰囲気がプンプン。とても安心できないんです。
ロミジュリものだけど、悲恋で終わらないことを祈りつつ…静かに第4巻を待ちます。

アニメイト限定の特装版を購入したため、本作にはミニドラマCD(sweet days11 - マレーネの独白 - 15:48 )がついていたのですが、そちらの感想は本編のドラマCDの感想と一緒に書こうと思います。
(sweet daysシリーズなので、むちゃ甘だったとだけご報告しておきますw)

ロミジュリといえば、3/10に新刊発売される山本小鉄子センセの「ほんと野獣」も警官xヤクザのロミジュリ愛!がうたい文句なのだけど、コヨーテとの雰囲気がまあ見事なまでに真逆(笑
どっちも大好きです[揺れるハート]

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