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BL「弦巻先生の作家生活」感想 [tacocasi (タコカシ)]

2020.3.29いっぱいまで、コミックシーモアで1冊丸々無料で読めるキャンペーンの対象作品になっているtacocasiさんの「弦巻先生の作家生活」とても面白かったです!
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2018.1月初版発行。
tacocasiさんの2作目(たぶん)

1作目が「お守りくん」でこれは普通に人x人
2作目の「弦巻先生~」は人x鬼
3作目の「二代目!地獄ブラザーズ」は地獄の王子同士
(色字のタイトルは感想記事へのリンクです)
段階を踏んで、人外BLへの階段が登れるようにしてくれているのか、単にtacocasiさんの性癖を徐々に出してきているのか(笑

ということで、本作は
昔から人の縁に薄い 槇大吾(28)と、人間界で作家になることが夢の イチイ(鬼)(240)
1冊丸々表題作です。

目をかけてもらっていた会社の社長が亡くなり、仕事を失った槇が、人間界での作家活動をする影武者として、鬼のイチイに雇われる(実際は隷属させられる)ところから始まるお話。

鬼のイチイは、小説を書くわりには箱入りの世間知らず。240歳とは言っても、鬼の姿も人間に化けているときも、麗しい見目でとてもかわいい。
イチイのお世話係の煤竹がまた!!たまらぬかわいさ。
力の弱い鬼なので、鬼界では普通に鬼の姿なのですが、人間界では畜生(フェレット)になってしまうという…!!!このフェレットの姿で、イチイにかいがいしくお世話を焼く姿がたまりませんw

イチイに隷属させられた槇は、住み込みでイチイの衣食住の世話をしつつ、出版社との打ち合わせの際には作家”弦巻先生(イチイの影武者)”になる、という生活を送ることになります。

普段の生活から打ち合わせや取材旅行など、ともに行動するうちに、お互いが相手に独占欲を持つようになるほど近づく二人。

イチイの弟、ナラの登場によって、槇にある呪いがかけられていたことがわかり、その呪いから槇を解放するためにイチイは…
と、これ以降はネタバレしませんが、槇とイチイ、お互いを思いやるが故の行動が切なくてホロリとしました。

呪いの関係で「二代目!地獄ブラザーズ」に出てきた”黒笠”が本作に登場して、黒笠ファンの私歓喜(笑
本作中では悪役なんですけれども、黒笠の普段のお仕事ぶりが垣間見れてうれしかったです。

おぼこいイチイと、人の縁に薄かったゆえに深い付き合いをしたことがない槇、これから二人できっと素敵な関係を築いていくのだろうと思わせるとてもさわやかなラストでした。
ということで、えちちはありません!

今回、無料で1冊読めましたが、とても面白かったので割引などがあったら手に入れたいと思います。何回でも読みたい素敵な作品でした。
皆さまも、このお得な機会にぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
無料で読めるのは3/29までです。コチラからどうぞ。

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タグ:人外 tacocasi
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