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BL「化け猫かたって候」感想 [早寝電灯 (ハヤネ デントウ)]

早寝電灯さん作のBLコミック
「化け猫かたって候」の感想です。
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2020.4.10~配信開始した新刊。
「今日からあんたは俺の伴侶だ」社蓄リーマンの草太は、疲れきった家路で座りたくなり、近くの寄席へ入る。講談の迫力に引き込まれていくも、何故か講談師が化け猫に見えてきて――!?化け猫の存在を知ってしまった草太に、化け猫・喜八は結婚を強要!喜八と同棲生活をするはめに。だが彼との生活は意外にも、疲れた草太の心身を癒やしてくれ、草太は喜八に惹かれていく。二人には、圧倒的な寿命の差があるのに……
作品内容より

化け猫の喜八(表紙絵上)と、心身ともに疲れ切っている社畜リーマン草太(同下)のお話。

表紙絵の印象から、和風ファンタジーのライトなコメディーかと思っていたら、なかなか読み応えのある深いお話でした。さすが早寝電灯さん。

家と会社を往復するだけの社畜生活だった草太が、化け猫の喜八と暮らすことによって、むしろ人間らしい生活と気持ちを取り戻し、やがてお互いに徐々に惹かれあっていく様が、化け猫と人間という異種族間でありながらもとても自然に表現されていました。

惹かれていながらも、種族や寿命の違いから、草太を手放さなければいけないと考える喜八と、すでに喜八を好きになってしまったという自覚がある草太のすれ違いがとても切なくて胸が痛くなり。

一度は家を出た草太を喜八が見つけ、二人で手を取り合って生きていこうと決める、その流れを、まるで詩のように言葉を紡いで語られるのがとても印象的でした。

このシーンだけでなく、本作には心に残る言葉が多くて、早寝電灯さんらしい、というかこれまでの作品の中で一番いいかもしれない。
とても素晴らしい作品でした。

と、言葉がどうのこうの言いましたが、一番効いたのは草太のこの↓笑顔でした。
喜八がこの顔を見て心臓鷲掴み(たぶん)されてましたけど、私もやられました…この笑顔はずるい。
souta smile.png
だはあぁぁぁ~なんってかわゆいのだ草太ぁっ…[揺れるハート]
(悶絶)

心や体が疲れている方に特におすすめの癒し系BLです。
心も体もたいして疲れていないぐーたら主婦の私も癒されました(笑)

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化け猫かたって候【電子書籍】[ 早寝電灯 ]



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