BL「結んで、ほどいて、キスをして」感想

三月えみさん作のBLコミック
「結んで、ほどいて、キスをして」の感想です。

本作、ずっと読んでみたかったのですが
読み放題対象になっているので
いつか、読み放題に登録した時に
絶対読んでやる…！と思って
ずっと我慢していた作品でした。

先日の記事の通り kindle unlimited に
ようやく登録したので
さっそく読んだのですが。

なんか、思っていたのと
全く違うお話だったんですけど
(読みたかったわりには
　あらすじチェックもしてなかったから)
…でもとっても良かったです！

活気に陰りのある商店街で
紳士服店を営む板橋(25)

そんな商店街に持ち上がった再開発事業に関わっている
足立と品川、中学時代の同級生二人との苦い再会から始まるお話。

優等生だった品川は大手ゼネコンに就職し
今回の再開発事業を推進する立場。
問題児だった足立は
ヤクザの手下のようになっていて
今回の事業で地上げ屋的な仕事をしている。

早くに亡くなった父の跡を継ぎ
若くして店を営む板橋にとっては
仲の良かった二人が敵に回った状態。

この苦い再会が描かれた直後
中学時代にこの3人が仲良くなったきっかけと
突然の別離のエピソードが語られるのだけど
それがとってもとっても良かった。
まさにアオハル・・・！
キュンキュンのエピソードでした。


再開発事業だの、それに伴う地上げや、不正、
さまざまなことが起こり
いったいどんな結末に…？？
って最後までドキドキしながら読みました。

えっと、正直言いますとですね
わたくしすっかり勘違いしてまして
えっ⁈そっちとくっつくの⁈って
途中でえらい衝撃を受けました(笑)
そんな風に思ったの、私だけですか⁈

読み終わってから表紙絵見直したら
ああ～～～そうだったんだ～～～って納得。
さんざん見ていたつもりの表紙絵だけど
全っ然見てなかったんだわ～。
あらすじもチェックしていなかったおかげで
気持ちよく騙されました(笑)

再開発事業のこととか
結構真面目に語られるので
意外とBL色が薄い気もしたんですが
そこがまたこの作品の面白さでもあるかな、と。

地上げに関わってるヤクザの親分 三宅さんが
なかなかいいキャラで。
インテリヤクザというか
見た目はイケオジでも、やること容赦なくて
ちょっと”囀る”の矢代を思い出しました。
んでも結局、足立を自由にした上に
あんな手配までしてあげちゃって
相当いい人だったよな、って(笑)
足立がかわいかったんだろうな～。

とても気に入ったので、
読み放題期間中に何回も読み返したいです！

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タグ：三月えみ