BL「エクストラヴァージンアディオス」感想

赤根晴さんのBLコミック
「エクストラヴァージンアディオス」の感想です。

2020.9.7発売
赤根晴さんの最新刊です。

勝ち組ベンチャー会社の社長で
美少年専門チャンネルの
バリタチゲイ　渡海泰良(ﾄｶｲ ﾀｲﾗ)(32)
と
大学時代からの後輩で部下の
野々宮諒(ﾉﾉﾐﾔ ﾘｮｳ)(30)

美少年に本気で入れ込んでは
振られ続けている、お人よし社長に
長年想いを寄せていた後輩部下が
積年の想いをぶつけて
バリタチ相手にガンガンズコバコするお話(笑

麗人uno! なので１話１えろ。
ガチムチ筋肉同士の
激しい肉弾戦がお好みの方には
たまらない展開になっております。

いつでも相手に本気なのに
バブリー風味で
いちいちくさめの演出が好きなおかげか
相手には本気にされない渡海社長に
空気読めない系の無表情部下が迫りまくって
ついに本物の愛を手に入れるまでの軌跡を
面白おかしく読むことができます。

なにしろ、このタイトル。
「エクストラヴァージンアディオス」って
一体どんなつもりでつけた題名なのかと
単話連載中から気になっていたんですけど
本作読んだら
「上流男性処女喪失」って漢字が
当てられてるんですが、それ以外にも

「絶対特別不可侵部位…喪失…!!」
って漢字が当てられてて爆笑！

それ以外にも
各話のカタカナタイトルがどれも奇天烈で
それにさらに輪をかけた奇天烈な訳が
当てられるのがもうおっかしくて。


股間が、ゾウさんのぴえんな絵だったり
それぞれのキャラの反応とか
笑いどころがたくさん！

頭からっぽにして楽しめる作品でした。

有能で、何でもこなせそうな
部下の”ののちゃん”の弱点がまた
かわいらしかったです。

長年の想いをこじらせすぎてて
ちょっと変態気味の”ののちゃん”だけど
これまでの赤根晴さんの作品には
あまり出てこないタイプの塩顔イケメンで
大変美味しゅうございました。モグモグ。

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タグ：赤根晴