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BL「ロッカバイディア」感想 [暮田マキネ (クレタ マキネ)]

暮田マキネさんのBLコミック
「ロッカバイディア」の感想です。
Rock-a-bye-Dear.jpg
2019.12月発売
この表紙、すっっっごく好き[揺れるハート]

コミックシーモアの
「2021電子コミック大賞」BL部門
エントリーされている本作。
BL部門30作品のうち
私の既読作は5つあったのですが
この「ロッカバイディア」だけ
感想記事を残していなかったので
「書かなければ!」と思い立った次第です。

なぜ感想記事を書いていなかったのかといえば
書ける気がしなかったから、なのですが…

暮田マキネさんの作品、
大好きでほとんど読んでいるのですが
らぶらぶはっぴー!な明るい系のお話はほぼなく
一癖も二癖もある仄暗いしっとり系が多いです。

こういう作品は、おバカで語彙貧困の私には
感想を書くのがとても難しいのだよ・・・[もうやだ~(悲しい顔)]


大病院の家の息子 八尋
 ✕
元被虐待児で
現在は義両親のもとで養子として暮らしている
優等生の累

家がお隣同士、幼なじみの高校生二人のお話です。

養子として暮らしている塁は
義両親に捨てられないように、と
自分の本心は押し隠し
優等生でいるための努力を必死でしています。

一方、幼いころから離れの部屋を与えられ
親に放任気味に育てられている八尋。

塁が引き取られた直後に知り合った二人は
お互いの足りない部分を埋めあうかのように
二人で過ごすうちに
身体の関係を持つまでに至りますが
恋人としてのそれではなく
後ろめたさを含む共依存のような関係。

塁の義母の妊娠をきっかけに
捨てられるかも、という
強迫観念の強くなった塁が
八尋との関係の解消を言い出すも
徐々に心が壊れていき・・・・

塁の切ない出自、
そんな累を守ると決め、献身的に尽くす八尋
お互いを必要としているのに
すれ違う二人が切ない。

心身ともに崩壊する直前で
ようやく助けを求めることができた累を
さっそうと助ける八尋がかっこよくてしびれました[揺れるハート]

義両親にも自分をさらけ出すことができ

結果、八尋にプロポーズする塁もかっこ良かったです。

これからは心から甘えて、甘えられて
そんな二人になっていくのだろうな~。
ということで
しっとり系でも、ちゃんとハッピーエンドです。


暮田マキネさんの絵も好きなんですよね~。
特にショタのかわいさが暴力的です。
あとマキネさんの描くおちくびは
フルーティでとってもおいしそうなところも好き(笑
あ、でも本作にはあんまりおてぃくび出てこないのよね。残念なことに。

仄暗いはじまり、設定でも
必ず最後は幸せになるところも大好きです!
(たまに例外はあるが…^^;)

★暮田マキネさんの他作品の感想★
ベイカーベイカーパラドクス


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