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BL「人はなぜ働かなければならないのか」感想 [山田ユギ (ヤマダ ユギ)]

山田ユギ先生作のBLコミック
「人はなぜ働かなければならないのか」の
感想です。
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2009年の作品

紙で持っているけど、
電子でも買った記念に感想記事を上げよう!シリーズの、たぶん第5弾(アバウトだな

表題作含め、4CPのお話が収録されている短編集です。
ユギ先生は短編も天才なので
この作品も大変面白いです。

「人はなぜ~」シリーズは
冴えないバツイチリーマン 中津(39)
 ✕
仕事も有能なイケメンリーマン 門倉(28)

ユギ先生の作品では貴重なリバ要素もある
同じ会社の先輩後輩で繰り広げられる
ドタバタなリーマンラブコメです。

中津がほんと冴えない
おじ(い)さんなんですけど
なんとも憎めない愛嬌がある上、
門倉の口車ですーぐに流されちゃう(笑
私の流されやすいチョロ侍好きのルーツは、
もしかしたら中津かもしれない。

一応本作では”暫定”攻めではあるのですが
門倉の妄想の中では受けになってるし
「一生続けられない仕事」の2巻に収録されている”人はなぜ”シリーズのお話では、妄想でなく現実で門倉に先っぽだけ挿入れられたりもしています(オイ何の話やw

中津をなんとか丸め込もうとする腹黒な面と、
ふとした時に赤面しちゃうカワイイ面と
両面性のある門倉も魅力的で
とても楽しいお話です。


「closed」
18歳になった今でも耳かきしあう関係の
幼なじみの二人の
恋愛未満の切ない8ページマンガ。
耳かきはえろ・・・(個人の見解です


「僕らはただ走るだけ」
高校で出会った先輩後輩のふたり。
先輩に片想いしている後輩が
大学〜会社まで、先輩と同じ道を追いかけて早10年。
自分の気持ちはひた隠し、ただそばにいられればいいと思っていた後輩くんが、ある日ふとしたきっかけで、先輩の隠された真実を知り…
長年の切ない思いが成就する幸せなお話です。
先輩が爽やかな顔してめちゃえろすなの・・・(ヒョエ~


「CALL ME」
電話で繋ぐ、遠距離恋愛のお話。
わたくし、このお話が特に好きです。
入社早々、地球の裏側ブラジル支社に配属された広瀬と、広瀬と同期の河野(ゲイ)。
時差12時間を超えて、なぜか河野に週一ペースで電話をかけてくる広瀬とやりとりしているうちに、河野の中に広瀬に対する恋心がめばえはじめ…
電話と、日本に出張で帰国するごく少ない機会で逢瀬を重ね、愛を育む二人が大変尊いのです。
2005~7年の連載作品なので、
二人の持っている携帯はガラケー。
普段は声だけのコミュニケーションなので
顔が見えなくて不安になる河野ですが
今の時代なら、たとえ地球の裏側でも、
顔を見て話せるのにね・・・
でも顔を見れたところで、
実際に会えない切なさは変わらないですよね。

私、遠距離恋愛ものがけっこう好きなのかもしれません。
ぱっと思いついたところでは
ユギ先生の「死ぬほど好き」とか
秋平しろさんの「飴とキス
村上キャンプさんの「BANBA BURGER」など
★色字は感想記事へのリンク↑です★
会いたくても簡単には会えない切なさが好きなのだと思います。

「closed」以外の3CPがリーマンBLの本作。
コミックシーモアでは2/18まで半額なので
このお得な機会にいかがでしょうか。
ワタクシ的大変お薦め作品です!

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