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BL「発情トーキングマシン330」感想 [りーるー]

2021-05-22更新
りーるーさん作のBLコミック
「発情トーキングマシン330」の感想です。
330.jpg
2021.5.1発売の新刊
(出版社:新書館 
    ディアプラス・コミックス)

トリオでコントをしていた芸人が
かすがい役だった最重要メンバーを亡くし
残された二人で新たにコンビを組んで
再出発するお話です。

お笑い芸人さんのお話だし、
てっきりコメディかと思って
読み始めたのですが、これが案外とシリアス。
もちろん、くすっと笑えるとこもあるのですが
至極まじめなお話でした。

”じゃない方”芸人 ツッコミ担当 椎葉
 ✕
せっすすなしではやる気が起きないびっち受
   松尾(ゲイ。ボケ、ネタ作り担当)

亡くなった”モーちゃん”を間に挟んで
ほぼ接触してこなかった二人。

モーちゃんを失い
自暴自棄になっていた松尾に
コンビを組むことを持ち掛けると
サオ役とモーちゃんの役の両方をやれ、
という無理難題を吹っ掛けられた椎葉。

いままで腰かけ気分で芸人をやっていた椎葉が
初めて松尾とまともに向き合い
不可解ながらも彼の魅力にはまって。
相方として
必死に松尾に食らいついてくる椎葉と
そんな椎葉によって引き上げられていく松尾。

椎葉にサオ役をやれって言ったくせに
自分から拒否って
なかなか”そういう”関係に進まない松尾が
意外とかわゆかったです。

椎葉からのキスを
す~っと目を閉じて松尾が受け入れたシーンが
めちゃくちゃ良かったなぁ。。。
どきゅーーーーーん!ときましたよ、あれは。

松尾の昔の男がらみのトラブルとかも
周囲の支えもあって、何とか乗り越え
お笑いの頂点を目指していく
気持ちのいい終わり方でした。
(最後のカラオケボックスでえろすなことをするやつは、ソレはおやめなさいよ、って思ったけどね(笑))

お話の流れには全く絡まないのだけど
モーちゃんの忘れ形見 一人息子のユウくんが
めちゃカワで、シリアス展開のお話の中で
癒しの存在でした。

あとモーちゃんの奥さんのミミさん。
豪快で、達観してるとこもありつつ
かわいいとこもあって
いかにもりーるーさんの作品に出てくる
女性キャラって感じで好きだったな。

りーるーさんぽいと言えば
松尾のセフレ、まほろ師匠も
いかにもだったわーーーー。
ああいうソフトでえろなおじさんも
けっこう好き。不倫はいかんけどもw


本作を読んでたら
赤根晴さんのBL「笑う門にはクズ来たる」を思い出し、再読しちゃいました。
(★感想記事はコチラ★)
これにもせっすすしないと
ネタが書けない芸人(攻)が出てくるのですが
こちらは完全なコメディ。
個人的な好みとしては(正直言っちゃうと)
「笑う門には~」のほうが好きなんですが
本作もなかなか面白かったです。
「特務刑事オメガパンチ」も
そのうち買いますかね…

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