BL小説「秋霖高校第二寮 リターンズ①②③」感想 [月村奎 (ツキムラ ケイ)]
2021-06-28更新
月村奎さん作のBL小説「秋霖高校第二寮 リターンズ①②③」の感想です。
①2008.12月発売
②2009.4月発売
③2010.11月発売
(出版社:新書館 ディアプラス文庫)
★前作「秋霖高校第二寮①②③」
の感想はコチラからどうぞ★
前作、面白かったのですが
高校生たちのわちゃわちゃ感が多くて
BLとしては、正直少々物足りない感がありました。
しかしこの「リターンズ」は
しっかりBLしてました!
月村奎さんがあとがきで
「前シリーズはフィジカル部分はほとんど進展していないので、リターンズから読み始めた方が手っ取り早いくらいです」
な~んて感じのことを書かれていて
いつもの自虐あとがきだあ~(笑)って
ほほえましかったんですけど、
うん、でも「たしかに」って
思うところもあったりしてw
リターンズの方が
キュンキュンをたくさん味わえました!
超絶イケメンでベストセラー高校生作家
✕ 波多野 帝(はたのすぐる)
地味系イケメンで
人の世話を焼かずにいられない長女体質の
奥村 聡(おくむらさとる)
俺様攻めの波多野さんの破壊力が
すごかったです・・・・
もう、なんなんあのイケメン・・・
イケメンが過ぎてもうやだ最高~~~(笑
リターンズでは新キャラで
安藤夏乃ちゃんという
とってもいい子ちゃんな女子が登場します。
波多野帝の大ファンで、
将来性のありそうなマンガ家志望女子。
しかも料理が上手で、気が利いて
一人で第二寮のおさんどんをしていた聡の
ありがたい助け手になる子です。
が、このドーナッちゃん(愛称)が
あまりにできた子なので
聡がお株を奪われるようなことも多々出てきて
聡が自分の存在価値に自信がなくなったり…
なんていろいろあるものの
波多野さんは絶対にぶれず
いつでも聡に夢中なのがね、
前シリーズよりもよくわかるので
そりゃもうサイコーなんです。
自分でもびっくりしたんだけどさ、
最中に思わず涙を流した聡に
帝が「・・・痛い?」って聞いたとき
思わず私泣いちゃったんだよね。
攻めが受けに「痛かった?」とか聞くのって
定番じゃない。
普通そんなセリフでなんて泣かないんだけど
波多野さんは普段が普段なだけに
そんな普通のセリフすら
ありがたくなっちゃうんよね。
イケメンで俺様って、
ずるいわーーーーまったく(笑
最高か!!
ん~~もうこれ、
「リターンズ」ばっかり再読しそう。
甘くない波多野さんが
ちょいちょい甘い所見せるんですもの。
たまらんです。
「リターンズ」書いてもらえてほんと良かった。
最高でした!!
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