BL「話せば長いふたりの話シリーズ」感想 [こめり]
2021-12-25更新
こめりさん作のBLコミック「話せば長いふたりの話」
「話せば長いふたりの話 それだけの話」
の感想です。
「話せば長いふたりの話」2016年発売
「~~ それだけの話」2021.11.25発売
(出版社:ジュリアンパブリッシング
arca comics)
2冊目が発売した時は、
正直そんなに買う気がなかったのですが、
どんなお話だったっけ…??と思って
だいぶひさしぶりに1冊目を読み返したら、
記憶にあった以上にすごく良くて
2冊目も即購入しました。
↑2冊目の帯にもありますけど
まさに「日常BLの金字塔」!
さすがこめりさんでした。
日常系BLって、ようは
そんなに濃いキャラが出てくるわけでもないし
大きな出来事があるわけでもなくて
淡々と過ぎてゆく日々の描写が主になるので
悪く言えば印象に残りづらいのですが
その分、共感できる部分が多く
読んでいてとても安心できるし
癒し効果があるところがすごく好きです。
本シリーズはオタク同士で同い年の
売れない漫画家の三原慎也
✕
証券会社のリーマン野々宮春彦
学生時代から付き合い始めて5年経ち、
お互いの生活サイクルや考え方の合わなさに
春彦から別れ話をするところから始まるお話です。
お互いが大好きな二人なので
春彦の「別れる」は、いつも流れて
結局らぶらぶ♡
お話始まってすぐルームシェア(同棲)も始めます。
ふたりの現在の様子のあいまに
過去のエピソードが挟まれていくのですが、
こんないきさつがあっての現在なのね…
という感じで、うまく過去話がくるので
時系列がわかりにくいということもなく
とても読みやすくなっています。
締め切りは基本守れず、
グダグダな日常を送っているけれど、
料理上手な慎也と、
証券マンとして仕事をバリバリこなしつつも
オタク活動にも余念がない春彦。
かみ合わないようで、とても気の合うふたりが
ケンカしたり、かと思うとせっせと励んだり
お互いに嫉妬したり、惚れ直したり
なんだかもうひたすらふたりがかわいくて
キュンをたっぷり味わえます…
春彦の会社の先輩で、
年下彼氏のいる西野さんが
またいいキャラなんですよね。
数か月・半年とかの単位で平気でいなくなっちゃう放浪癖持ちカメラマンの彼氏を
ひたすら待ち続けている不憫な西野さん。
同じゲイ仲間と分かってからは
春彦の良き相談相手にもなるのですが
週3ペースでいたしてる春彦たちのらぶらぶ具合にあてられることも多く、それがかわいそうかわいい(笑
1冊目では気の毒なまま終わるのですが
2冊目で西野さんが報われるので(一応w)
す~ごくうれしかったです♪♪
良かったねぇ、西野さん…(ノД`)・゜・。
しかも、西野さんとこはリバCPなんですよっ!
(残念ながら実際の描写はないんですけど)
日常系らしく、2冊目の方には
コロナ禍の様子も盛り込まれているので、
このお話の登場人物が
どこかに本当に存在しているかのよう・・・
こんな世の中でも、二人でいられてよかった、
これから先の人生もずっと
好きな人と一緒にいたい、という
とっても幸せなラストに
ほんわかあったかい気分になれる
素敵な作品でございました・・・
こめり先生、この二人の続きを描いてくださり
ありがとうございました。
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タグ:こめり
BL「月にむら雲、花にあらし」 [こめり]
9/10購入
月にむら雲、花にあらし / こめり
8/23発売。こめりさんの新刊です。
コミックシーモアのシーモアスクラッチ3日目(最終日)のクーポン使用で購入。
日常系BLで定評のあるこめりさんの新刊です。
試し読みでぐぐっときたので購入しました。
私の好きな「親友を好きになっちゃって・・・・」のヤツですよ!(笑
とはいえ、これはアオハル的な切ないキュンキュン系ではございません。なにしろ三十路男たちなので。
鶴間(攻)は何度も三木(受)に告白を繰り返しているんだけど、毎度さらっと流されて、十年来の親友関係を続けています。
親友に告白なんて、普通だったら決死の(?)それまでの関係を壊す覚悟がいるだろうし、告白された方だって、今までの関係を続けるのって難しくなると思うんだけど、そこをお互いしれっとやり過ごして親友関係が続けられてるっていうだけで、すでに二人は親友を超えたかなりの深い関係だよなぁと思うわけです。
結局1話目の後半で二人は恋人として付き合うことになり、そこから二人がその新しい関係をどう築いていくかが見られるのですが、恋人になってもあんまり雰囲気が変わらないんですよね。
そこがまたいいんです。
なにかドラマチックな展開があるわけでもなく、日常が淡々と描かれているのですが、二人が出会って恋人になったのは運命だったんだなっていうのを凄く感じます。
「運命」なんて大げさっぽい言葉はこのお話の雰囲気に似合わないのですが、だからこそ運命なんですよ(自分でも言っている意味がよくわからなくなってる…^^;;;)
美しい季節の移り変わりとともに描かれる二人の関係は、雰囲気はあまり変わらないけれど、着実に恋人としての時間を重ねていて、これからもずっと寄り添っていけるんだろうな・・・と感じられて、とても心がふんわりする読後感でした。
二人の関係は、周囲の理解も得られているし、特に嫌なことも起こらない、優しい物語です。
エロはこめりさんなのでw描写がしっかりある割にはあっさりめ。
最後に、初回特典ペーパー、電子限定ペーパー、シーモア限定ペーパー
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月にむら雲、花にあらし / こめり
8/23発売。こめりさんの新刊です。
コミックシーモアのシーモアスクラッチ3日目(最終日)のクーポン使用で購入。
日常系BLで定評のあるこめりさんの新刊です。
試し読みでぐぐっときたので購入しました。
親友のままならずっと側にいられる、じゃあ恋人になったら? 超一途なイケメン画家x京都弁の天然お坊ちゃん、三十路男達のはんなり十年愛。(作品内容より抜粋)
私の好きな「親友を好きになっちゃって・・・・」のヤツですよ!(笑
とはいえ、これはアオハル的な切ないキュンキュン系ではございません。なにしろ三十路男たちなので。
鶴間(攻)は何度も三木(受)に告白を繰り返しているんだけど、毎度さらっと流されて、十年来の親友関係を続けています。
親友に告白なんて、普通だったら決死の(?)それまでの関係を壊す覚悟がいるだろうし、告白された方だって、今までの関係を続けるのって難しくなると思うんだけど、そこをお互いしれっとやり過ごして親友関係が続けられてるっていうだけで、すでに二人は親友を超えたかなりの深い関係だよなぁと思うわけです。
結局1話目の後半で二人は恋人として付き合うことになり、そこから二人がその新しい関係をどう築いていくかが見られるのですが、恋人になってもあんまり雰囲気が変わらないんですよね。
そこがまたいいんです。
なにかドラマチックな展開があるわけでもなく、日常が淡々と描かれているのですが、二人が出会って恋人になったのは運命だったんだなっていうのを凄く感じます。
「運命」なんて大げさっぽい言葉はこのお話の雰囲気に似合わないのですが、だからこそ運命なんですよ(自分でも言っている意味がよくわからなくなってる…^^;;;)
美しい季節の移り変わりとともに描かれる二人の関係は、雰囲気はあまり変わらないけれど、着実に恋人としての時間を重ねていて、これからもずっと寄り添っていけるんだろうな・・・と感じられて、とても心がふんわりする読後感でした。
二人の関係は、周囲の理解も得られているし、特に嫌なことも起こらない、優しい物語です。
エロはこめりさんなのでw描写がしっかりある割にはあっさりめ。
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