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BL「おかえりさんかく」感想 [早寝電灯 (ハヤネ デントウ)]

2021-09-06更新
早寝電灯さん作のBLコミック
「おかえりさんかく」の感想です。
okaerisankaku.jpg
2021.8.2発売(電子は8/6〜配信開始)
(出版社:新書館 
  ディアプラスコミックス シェリプラス)

この作品を購入してから、
もう1か月経ってしまった[あせあせ(飛び散る汗)](購入記事はコチラ)

感想を書きたいと思いつつ
なかなか書けないというか取り掛かれなくて。
早寝電灯さんの作品、とても好きなのですが
感想を書くのが難しいんです…のーたりんだから…

「さよならさんかく」というタイトルから
推測されるかもですが、三角関係のお話です。
切なくて、でも心温まる素敵なお話でした。

喫茶ミチクサの店主 紘記(こうき) と
その元カレで料理人の後藤丈(ごとうじょう)
喫茶ミチクサの客 園田英征(そのだひでまさ)
不器用な大人3人で展開される恋愛模様です。

1年半前に別れた元カレの丈が
紘記の店に久しぶりにやってきて再会。
たまたまその場に客として居合わせた園田が
二人の間の妙な雰囲気を感じとり、
店主の紘記に余計なお世話を焼くうちに
紘記が気になっていく…という始まり。

紘記はこだわりが強くて
人づきあいがうまくできないタイプ。
だけど、そんな自分のことを受け入れており、
自分以外の人にも奇異の目を向けない、
とてもフラットな感覚の持ち主。

園田は一見軽い感じで、世渡り上手だけど
心の奥底に隠している自分がいて。

紘記の元カレの丈は
見た目からしてイケメンでモテ男で
かっこ悪いところを恋人に見せられない
体裁を気にする優男。

紘記が最終的にどっちとくっつくか、とか
ネタバレたくないので
話の内容にはあまり触れませんが
三人三様の心の動きを
細やかに描き出しつつお話が進んでいくので
それぞれの立場を感じつつ、楽しめました。

普段は表情筋が死んでるか
不機嫌な顔をしているか、の
紘記の笑顔の破壊力がすごかったです。
丈と園田と、ふたりとも
その笑顔のせいで紘記に惚れてたもんね(笑
いやわかるよ、私も惚れたよw

攻めと攻めの直接対決もあったりして
焦りと嫉妬の感情渦巻くシーンもあり
もう胸が苦しいやら、キュンキュンするやら
嫉妬大好物の私にはたまらない展開でした[ぴかぴか(新しい)]

ちなみにえろですが、
丈と園田と、二人ともに
紘記と絡みのシーンがあります(3Pジャナイヨ)。
ブツは白くて見えませんが
ほとんどは問題ない(角度が工夫されている)タイプ。
紘記さんがとってもセクシーでした。
あとダレとは言わんが「泣く攻め」だったよ!
きゃっほーーー!\(≧∇≦)ノ
(最中に泣く攻好き→参照記事はコチラ)

余った一人が幸せになるスピンオフ、
出していただけないかしら…
あのまんまではあまりに切ないわ。
それでも前向きに生きていこうとしている彼が
とてもとても素敵だったので
ぜひ幸せになってほしいです。

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おかえりさんかく【電子限定おまけ付き】【電子書籍】[ 早寝電灯 ]



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BL「ここからはオフレコで」ぷち感想 [早寝電灯 (ハヤネ デントウ)]

2020.6.25購入(コミックシーモア)
[NEW]ここからはオフレコで/早寝電灯

【プッシュ通知】1冊10%オフクーポン使用。

2020.6.10発売の早寝電灯さんの最新刊が
本日6.25からようやっと電子配信開始しました。
待ってたよ~~~!

ということでぷちっと感想です。
kokokarawaohureko.jpg

全187ページ
(電子限定描き下ろし1ページ含む)

裏表の激しい王子様アイドル 椎名塁
 ✕
雑誌編集でインタビュアー 阿木嶺人

早寝電灯さんの作品には
特別な美形とか、派手なキャラというのは
ほとんどいなくて
どちらかと言えば地味な人たちしか
出てこない印象なのですが
今回は攻めがアイドル!受けは女装趣味。
表と裏の顔を使い分ける
ギョーカイの人たちが出てくる
華やかな物語…と思いきや
そこはやっぱり早寝電灯さんらしい
心の機微を細かく描き出す落ち着いた作品でした。

仕事で知り合ってから3年。
仕事で接することしかなかった塁に
ある日偶然、嶺人の女装姿を見られてしまい…
というところから始まる物語。

BLでこういうはじまりだと
女装趣味をネタに
ばらされたくなかったら…って脅迫で
受があれこれもにょもにょされちゃって…
ってな感じのえろ先行展開が、まあ王道です。
それはそれでたいへん美味しいし
そんなお話も好きなんですけどね?(笑)

早寝電灯さんにかかると
そういう展開にはならないのです。

ともに表と裏の顔を持つ二人。
特に受けは女装趣味という
人には言えない、理解してもらいにくい秘密を一人で抱えて、心を閉じているのですが
そこを攻めがなんとかこじ開けようと頑張るお話です。
攻めの必死さがとっても好きでした[揺れるハート]
必死過ぎて、いろいろと失敗するのですが
それでもめげずに頑張るところが素敵で。

まだ購入したばかりで
あまり読み込んでいないので
これからゆっくり読み返したいと思います。

早寝電灯さんがお好きな方
えろより心の動きを大事にした作品が読みたい方
おススメです。
あ、でもちゃんとえろもありますよ~。

受の表も裏も全部丸ごと受け入れるえちち
とっても良かったです♡

☆早寝電灯作品の感想記事☆
化け猫かたって候
See you later,Mermaid

★受が女装する作品の感想記事★
人魚姫のハイヒール/安西リカ


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BL「化け猫かたって候」感想 [早寝電灯 (ハヤネ デントウ)]

早寝電灯さん作のBLコミック
「化け猫かたって候」の感想です。
bakeneko.jpg
2020.4.10~配信開始した新刊。
「今日からあんたは俺の伴侶だ」社蓄リーマンの草太は、疲れきった家路で座りたくなり、近くの寄席へ入る。講談の迫力に引き込まれていくも、何故か講談師が化け猫に見えてきて――!?化け猫の存在を知ってしまった草太に、化け猫・喜八は結婚を強要!喜八と同棲生活をするはめに。だが彼との生活は意外にも、疲れた草太の心身を癒やしてくれ、草太は喜八に惹かれていく。二人には、圧倒的な寿命の差があるのに……
作品内容より

化け猫の喜八(表紙絵上)と、心身ともに疲れ切っている社畜リーマン草太(同下)のお話。

表紙絵の印象から、和風ファンタジーのライトなコメディーかと思っていたら、なかなか読み応えのある深いお話でした。さすが早寝電灯さん。

家と会社を往復するだけの社畜生活だった草太が、化け猫の喜八と暮らすことによって、むしろ人間らしい生活と気持ちを取り戻し、やがてお互いに徐々に惹かれあっていく様が、化け猫と人間という異種族間でありながらもとても自然に表現されていました。

惹かれていながらも、種族や寿命の違いから、草太を手放さなければいけないと考える喜八と、すでに喜八を好きになってしまったという自覚がある草太のすれ違いがとても切なくて胸が痛くなり。

一度は家を出た草太を喜八が見つけ、二人で手を取り合って生きていこうと決める、その流れを、まるで詩のように言葉を紡いで語られるのがとても印象的でした。

このシーンだけでなく、本作には心に残る言葉が多くて、早寝電灯さんらしい、というかこれまでの作品の中で一番いいかもしれない。
とても素晴らしい作品でした。

と、言葉がどうのこうの言いましたが、一番効いたのは草太のこの↓笑顔でした。
喜八がこの顔を見て心臓鷲掴み(たぶん)されてましたけど、私もやられました…この笑顔はずるい。
souta smile.png
だはあぁぁぁ~なんってかわゆいのだ草太ぁっ…[揺れるハート]
(悶絶)

心や体が疲れている方に特におすすめの癒し系BLです。
心も体もたいして疲れていないぐーたら主婦の私も癒されました(笑)

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化け猫かたって候【電子書籍】[ 早寝電灯 ]



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BL「See you later,Mermaid」感想 [早寝電灯 (ハヤネ デントウ)]

BLコミック「See you later,Mermaid」の感想です。
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2020.1.23発売。早寝電灯さんの新刊。
約1ヶ月寝かせて、ようやく読みました。
試し読みした時に「ちょっと込み入ったお話なのかな?読むのに気合いりそう」と思ってしまったため、取り掛かるのに時間がかかってしまいました。
謎めいた部分があり「えっ、どういうことなんだろう…??」と思いながら読み進めていくのですが、そんなに難しいわけではなく、読み終わってみればものすごく良いお話でした。
早寝電灯さん、ほんとハズレがない作家さんですね。

この作品は未読の方へのネタバレは絶対にしてはいけない内容だと思いますので、お話の具体的な内容には一切触れません。
作品の帯に「必ず2度読みたくなる、極上のミステリアス・ラブ」とある通り、全ての真相が分かってから、もう一度読み直すと、ますます切なくて、何度も胸がギュッとなる素敵な作品です。

早寝電灯さんは、ほぼ作家買いしているのですが、本作はとにかくタイトルが気になったので、作家買いじゃなかったとしても購入していたと思います←安定の“素敵なタイトル好き

私の乏しい英語知識では“See you later”ときたら、そのあとは“alligator”なので、“Mermaid”ってどういうこと?そういう言い回しもあるのかな?…って気になりすぎて(笑
本作を読むと、なぜ”Mermaid”なのかはわかるんですが、それもとても素敵なエピソードで、(描き下ろしじゃない)本編ラストの絵がかわいくてサイコーにキュンときました。

あとがきでタイトルの由来に触れてらしたのですが、やはり”See you later,alligator. After a while, crocodile”という言い回しからつけた題名だそうです。
私がこの言葉を知ったのは「ハイペリオン」(著ダン・シモンズ)という私が最も愛するSF小説でなのですが、この小説では”After a while”ではなくて”In a while”だったはず…という記憶があって、気になって気になってハイペリオンのその章をマルっと読み直してしまい、この感想記事を書くまでに無駄に時間を食いました(笑
調べたら、”In a while”という言い方もあるけど、”After a while”を使う方がメジャーみたいですね。勉強になったよ。


お話の内容には触れない、と言いましたが、一個だけ…(謎とは一切関係ない部分です)
描き下ろしで二人の初えちちが描かれているのですが、受けが後ろを使うのは初めてなのに簡単に入ってしまったことを恥ずかしがる、というシーンがあって、私はつい「それって、攻めのナニがちっさいからじゃね?」と思ってしまい……ああ、もう穢れた腐女子の思考ってイヤね!と自分にツッコんでしまいました。
この作品の前に「愛しのXLサイズ」を読んだせいなんだよ、たぶん。たぶんね…。
とってもかわいい描き下ろしなので、皆さまはぜひとも穢れなき心で読んでくださいまし。

内容には全然触れていないので、作品の魅力をちょっとも伝えられないのがもどかしいですが、素敵な作品ですので、たくさんの方に読んでいただけるといいなぁ。

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