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BL小説「賢者とマドレーヌ」感想 [榎田尤利/榎田ユウリ(エダ ユウリ)]

2024-02-08更新
榎田尤利さん作のBL小説
「賢者とマドレーヌ」のさらっと感想です。
kenjatomadore-nu.jpg
2022.6月発売
(リブレ)
(購入:コミックシーモア)
誰もが羨む美貌と高い地位を手にしながら無感動に生きるアーレの『風読み』は、忌み者として蔑まれる『アラズ』を物珍しさから助ける。瀕死にもかかわらず、燃える瞳で抗うアラズだが、風読みとの生活に少しずつ馴染み、好物のマドレーヌを頬張るように…。
榎田尤利が描く、珠玉の異種間ラブストーリー!
作品内容より抜粋
榎田尤利先生初(たぶん)の完全ファンタジーBL。

さすが榎田先生、
世界観の作り込みのレベルがすごいです。
完璧と言いますか。
頭の中で相当温めていた設定なのだろうなぁ…
などと素人の推測ですが思わされました。

すごいのは設定だけではなく
当然内容も面白かったです!

榎田先生の作品は読み始めた瞬間から
その物語の世界に引き込む力を持っていますが
今回に関して言えば
ファンタジー設定ゆえに独特の固有名詞などに
慣れるまでにいつもよりは時間がかかりました。

ただ慣れてしまえば、です。
ただただひたすらに面白い。

アーレの風読みxアラズのマドレーヌ

108歳と18歳、なんと90歳差のCPです。

108歳とはいえ、風読みは長寿種族なので
外見は見目麗しいのでご心配はいりません(笑

そうそう、文善やよひ先生のイラストが
また美麗で眼福ものでした、はい。

象のように大きな体の象猫や
空飛ぶ翼竜も出てくる
一部榎田先生の趣味(猫好き)も反映された
ファンタジー世界。
とはいえ、いわゆる魔法は存在していません。
そこが物語世界のカギにもなっているかな、と。

とあるトラブルから重傷を負ったアラズを
風読みが助け、甲斐甲斐しく世話をするうちに
徐々に風読みに慣れて懐いていく様子は
人間不信の野良猫が懐いていくようで、
何を考えているかはわからないものの
(明確な言葉をしゃべらないため)
なんともホッコリ可愛いし
でも実はその正体は…!という衝撃も大きく
まあかっこいいのなんの。
とても楽しかったです(*´ω`*)

物語後半、風読みたちが住む世界に
暗い影が落ちてきますが
それに対応するために、さあこれから!
というところで物語は終わっていますので
続きを読むのが楽しみです。
というか続きの「賢者と寵愛の翼」を
読み始めてはいるのですが
なかなか一気には読む時間が取れず
ちんたらしてます。早くラストまで読みたい。

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以下
物語世界の重要な設定に触れています。
未読の方はご注意ください。

チョットネタバレテルヨ


タグ:榎田尤利
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小説「妖琦庵夜話」シリーズ感想 [榎田尤利/榎田ユウリ(エダ ユウリ)]

2023-02-13更新
榎田ユウリさん作の小説
「妖琦庵夜話」既刊9冊分の感想です。
youkian-yawa1.jpg
2014.9~2021.8月発売
(出版社:KADOKAWA 角川ホラー文庫)
(購入:コミックシーモア)

榎田ユウリ先生の妖琦庵夜話シリーズは
現在9冊まで刊行されています。
シーモアの作品ページには
「9巻完結」とあるのですが
榎田ユウリ(尤利)先生のツイッターによれば
まだ完結ではなく
今年中に本シリーズの新刊発売が
予定されているそうですヾ(≧▽≦)ノヤッターー!!

妖琦庵夜話シリーズの
刊行順(読む順番)は以下の通り
①その探偵、人にあらず
②空蝉の少年
③人魚を喰らうもの
④魔女の鳥籠
⑤グッドナイトベイビー
⑥花闇の来訪者
⑦誰が麒麟を鳴かせるか
⑧顔のない鵺
⑨ラスト・シーン

私は①~③の合本版を買ったのですが
コミックシーモアでは
2/16まで、この合本版が
なんと半額になってます!!
小説クーポンも使えるし
木曜のポイ活などに合わせれば
ポイント還元もあるので
超々お得に入手可能です。
ぜひお手に取ってみてくださいませ。
後悔はさせませんぜ、だんなぁ(笑

ということで、9冊まとめての感想なので
ざくっと物語世界の概要を述べるだけに
なってしまいますが
とにかくめちゃくちゃ面白かったので!(力説
ぜひたくさんの方に
読んでいただきたいでございます。
美貌の青年茶道家・洗足伊織は
妖怪のDNAを持つ異質な存在。
明晰な頭脳と、不思議な力を持つがゆえに
警察に頼られて
妖怪がらみの事件に巻きこまれることに。
茶道家探偵、鮮烈に登場。
”妖琦庵夜話 その探偵、人にあらず”作品内容より

人とは少し異なるDNAを持つ
「妖人」と呼ばれる人が
推定1割くらいはいるのでは
と言われている世界のお話です。

主人公の洗足伊織は
一目見た相手が妖人か否か判断できるという
特殊な能力を持つ「妖人」です。

妖人のDNAは
発見から8年ほどしかたっておらず
まだまだ謎の多いものですが
古来より日本では
妖人は「人」として
共に生活してきていた存在。

妖人の起こす事件に対処する
警視庁「Y対」に所属する鱗田・脇坂の
ベテラン&新米刑事コンビや
伊織とともに妖琦庵で暮らす
家令の夷(えびす)(管狐)と
弟子丸マメ(小豆とぎ)
この5人を中心に
事件を解決したり、事件に巻き込まれたり
そして物語全体を通して
青目甲斐児という伊織と因縁のある男との
全面対決までが描かれています。

角川ホラー文庫ではありますが
ホラーというよりはミステリー寄りで
いわゆる幽霊的なコワイ要素は
全くと言っていいほどありません。

魅力的なキャラクターたちが多く
クスッと笑えるところから
はぎゃ~カワイイ…♡となったり
そして、辛くやるせない悲しいシーンもあり
実に様々な感情が揺さぶられます。

緻密に配置される謎・伏線、
少しずつ読者に開示されるヒントがまた絶妙。
そしてきれいに回収される伏線に
読みだしたらノンストップ!!で
9巻というなかなかのボリュームなのに
読み続けてしまいました。
もちろん一気に読める量ではないので
日数はかかりましたが
いやあ~~~ほんっとに面白く
楽しい時間を過ごせました。

私の好きなキャラは、弟子丸マメくん♡
小豆とぎのDNAを持つ妖人なのですが
20歳すぎなのに中学生程度に見える容姿、
その純粋無垢な性格、
まさに天使のような存在(*´ω`*)
とにかくひたすらカワイイのです。

妖琦庵夜話シリーズ9冊のうち
どれが一番面白かったか、と言われたら
マメくんが主役の
「グッドナイトベイビー」です。
この副題がまた、ね。
読み終わった後に
「ああそういうことか…」と
とてもグッときました。
(読んでいるときは副題のことなど忘れているのでw)

9冊目の「ラスト・シーン」でも
同じような感じになり
涙がするすると流れて
しばらく止まらなかったです。
伊織の愛・・・(ノД`)・゜・。
(これ書きながらも思い出して泣きそう)

新米刑事の脇坂くんも大好きキャラ!
明るくて、ヘタレなようで打たれ強くて
彼みたいな友達がいたら楽しいだろうなあ。

頼りになるいぶし銀の鱗田さんもいい人だし
伊織の家令の夷さんはかっこいいし
伊織のミステリアスなとこはもちろん
見た目を裏切る饒舌なお説教は
とても筋が通っていてなんとも爽快。
脇坂くんじゃないけど
私も一度くらいはお説教されてみたいかも(笑
もうほんとに主要キャラみんな素敵なのです。

そして敵キャラの青目もまた
別の意味で魅力的。
到底理解できない思考の持ち主ですが
悪の魅力たっぷり。
終盤出てくる「鵺」には
嫌悪感しか抱けなかったですけどね…

とりあえず9冊目の「ラスト・シーン」で
お話としては大きな区切りになっています。
合本版がお得なうちに
妖琦庵夜話の世界をちょっとのぞいてみませんか?

後悔はさせませんて(2回目w

中村明日美子先生の美麗な表紙絵もまた
たいへんに素敵ですよね…♡
さし絵がないのが残念でなりません。
(紙にはあるのかな??未確認です)

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小説「猫とメガネ 蔦屋敷の不可解な遺言」感想 [榎田尤利/榎田ユウリ(エダ ユウリ)]

2022-11-14更新
榎田ユウリさん作の小説
「猫とメガネ 蔦屋敷の不可解な遺言」の感想です。
NekotoMegane.jpg
2022.10.5発売
(出版社:文藝春秋 文春文庫)
(購入:コミックシーモア)

榎田ユウリさん、初買いです。
ついに手を出してしまったぁぁ!
案の定、面白かったぁぁ!!(笑

冊数多いだけに、これまで手を出さずに
我慢してきた榎田ユウリ作品に
何故ここで手を出したかと言えば
榎田先生がツイッターで
発売から1ヶ月以上経ったから、と明かされた
「本作に『キヨとトモ』が出ている」という
私にとっては爆弾投下のようなネタバレ!

即刻買うことを決意した次第でございます。

とはいえ、たいして出てないのだろうと
そんなに期待はせずに読んだのですが
思ったよりけっこうガッツリ出てるッ!!
[ぴかぴか(新しい)]小躍り大歓喜[ぴかぴか(新しい)]でございました。

あ、キヨとトモ、とは
榎田尤利さん作の交渉人シリーズに出てくる
凸凹体格差CP 紀宵と智紀のことです。
二人が主役の交渉人シリーズ番外編については
感想も書いていますのでよろしければ
コチラ★からどうぞ~。

さて本作の主役は
妻から突然離婚を言い渡された
    幾ツ谷 理(いくつや さとる)(39)

家から閉め出された上
うっかり子猫も拾ってしまい
やがてシェアハウス「蔦屋敷」に流れ着き…

離島出身の純朴青年(美大生) 洋(ひろ)
毒舌イケメン眼鏡准教授 神鳴(かんなり)
ひきこもり作家の紙糸子(ししこ)
そして、キヨとトモ

シェアハウス『蔦屋敷』に住む
ちょっと風変わりな住人たちと
拾った子猫”むぎちゃ”とともに
にぎやかに暮らしながら
妻との復縁を目指す幾ツ谷だが
ある日、神鳴の不審な行動を目撃してしまう…

ちょっとしたミステリーぽさもありつつ
笑えたり、切なくてほろりとしたり
ひとつ屋根の下の悲喜交々なストーリーです。

幾ツ谷さんがね、すっごい理屈屋でね
もうほんっとイライラするの(~_~メ)
物語冒頭の妻の杏樹さんとのやり取り、
もうひどすぎてひどすぎて同情の余地なし
離婚されて当然よ。
てかこの人が主人公て…[あせあせ(飛び散る汗)]
ずっとこの調子じゃこの先読めない気がする
とすら思いましたけど、色々あって
彼なりに大変な思いをしてたりもするので
まあなんとか最後まで読めました(笑

登場人物みんな一癖二癖あって
彼らとのやり取りも面白いし
幾ツ谷のポンポコ皮算用の描写も面白くて
思わず吹き出して笑ってしまうこともしばしば。

そして子猫のむぎちゃが癒し~~~[黒ハート]

メガネの准教授 神鳴さんも弁が立つというか
幾ツ谷に負けず劣らずの理屈屋で
う~ん、このふたりでCP成立は
同族嫌悪も激しそうだし
難しすぎないかな?って思ったんだけど

・・・あ、これBLじゃなかった!

と少しして気づきました(≧▽≦*)ゝテヘッ
メガネxメガネのケンカップルかぁ…なんて
もう自然と頭がCPにしようとしてたよね…
あたしの脳みそもだいぶ熟成が進んでおります
(;^ω^)ニャハハハハ

キヨとトモは同室に住んでいる模様。
そしてキヨがやっていた仕事を
いまはトモも一緒にやっているみたい。
トモが24~5歳になっていて
相変わらず見た目はかわいくて「チワワ」と
幾ツ谷に心の中で言われていたけどw
すっかり落ち着いた大人になってました。
そしてキヨも相変わらず
トモの番犬をやってます(笑
もちろんBL的からみは何もないのですが
ふたりが付き合っていることは公言していて
とても仲良さげでほっこりしました♡

お話の内容はネタバレたくないので
特に触れませんけど
読み終わってから、即
また頭から読み返したくなる面白さ。

お話としては
これ1冊でスッキリ終わっているのですが
続編も決定したようなので
続きが読めるの、とても楽しみです[るんるん]

中村明日美子さんのイラストも
とても楽しみにしていたのですが
表紙絵のみで挿し絵はなし(´;ω;`)
シーモアの作品説明には
イラストについては注意書きがなかったので
収録されているのかと思ったのですけど……
それとも紙でも挿し絵はないのかなぁ??
そこだけは残念でした。

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猫とメガネ 蔦屋敷の不可解な遺言【電子書籍】[ 榎田ユウリ ]


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BL小説「恋愛シリーズ小冊子2種」感想 [榎田尤利/榎田ユウリ(エダ ユウリ)]

2022-02-17更新
榎田尤利さんと町屋はとこさんのコラボBL
「恋愛シリーズ」の小冊子2種類の感想です。

★恋愛シリーズの感想は以下のリンクから★
恋とは呼べない①②③ 愛とは言えない①~④

まず一つ目は
「『恋愛シリーズ』単行本未収録ノベル小冊子」
aitohaienai-shousassi.jpg
2017.2月発行
(出版社:リブレ
     ビーボーイデジタルノベルズ)
電子限定の短編集。
単行本未収録の以下の3本の短編が読めます。
(イラストはありません)
・ライバル
・Spicy Kiss
・LOVE TEST

「ライバル」
橘高xサガン
サガンがやきのりを譲り受けたばかりの頃のお話。
やきのりをライバル視する橘高と
それに対抗するかの如く橘高を警戒する
やきのりがかわいい。
このころの橘高xサガンは
まだまだ甘い雰囲気などではなかったですが、
やきのりの存在のおかげか
サガンさんが橘高に対してほんのり甘いのが
たまらない一遍でした。

「Spicy Kiss」
淳平x英
本編(恋とは呼べない)後の二人。
フリーターを脱するべく就職先を探す淳平と
そのことで淳平にある提案をしようかしまいか悩む英のお話。
英のいじらしさと、淳平の懐の深さが
とっても良かった・・・・・♡

「LOVE TEST」
橘高✕サガン
本編後の二人。
性懲りもなくサガンに
心理テストを仕掛けてくる酔った橘高に、
サガンがめちゃ甘いお話でした。
:;(∩´﹏`∩);:はわわわわ・・・
甘いサガンしゃん・・・たまりませぬ。
橘高宅でのお話なので
残念ながらやきのりは出てきません。

こういう小冊子、遅れてBLにハマった身には
本当にありがたいです。
電子で出していただいてありがとうございます!


さて次は「応募者全員サービス小冊子」
renai-series-shousassi.png
・榎田尤利さんと町屋はとこさんの対談
・KARUIZAWA AGAIN
  出会い(or再会)から3度目のクリスマスに
  再び軽井沢の別荘を訪れた
  4人と一匹のお話。
  (マンガと小説のリレー形式)
が掲載されているスペッシャルな1冊です。
リアルタイムで追えてないのに
これを読むことができたなんて
ありがたい限りです(*´ω`*)

表紙・裏表紙ともに
やきのりの絵(落書き的な)であふれていて
これを眺めているだけでも楽しい♪♪

対談では、
榎田尤利さんと町屋はとこさんの仲の良さが
微笑ましく♡

軽井沢の別荘再びのお話は
Sなサガンしゃんがたまらんかったです(ジュルリ
お仕置きとか言って、
それ全然お仕置きじゃないヤツぅ!ヾ(≧▽≦)ノ

そして受け同士で温泉に入るエピが・・・
期待通りの展開!
どっちの攻めも溺愛系だからね。
そりゃ自分の所有権のあかしを残しておくよね。

はああ~受け同士が仲良くするお話、
ホント大好きなので、
たいへん滾ったシーンでした。
ありがたや、ありがたや・・・( ̄人 ̄
これも電子化してくれたらいいのになぁ。

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「恋愛シリーズ」単行本未収録ノベル小冊子【電子書籍】[ 榎田尤利 ]


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BL小説「愛とは言えない①~④」感想 [榎田尤利/榎田ユウリ(エダ ユウリ)]

2022-02-16更新
榎田尤利さん作のBL小説(ill.町屋はとこさん)
「愛とは言えない①②③④」の感想です。
aitohaienai1.jpg aitohaienai2.jpg
   aitohaienai3.jpg aitohaienai4.jpg
1巻 2010年12月発売
2巻 2011年1月発売
3巻 2012年2月発売
4巻 2012年11月発売
(出版社:リブレ ビーボーイノベルス)

榎田尤利さんと町屋はとこさんの
コラボ作である”恋愛シリーズ”には
「恋とは呼べない①②③」(コミックVer.)と
「愛とは言えない①②③④」(小説Ver.)
がありますが、今回は小説Ver.の感想です。

★恋とは呼べない①②③の感想はコチラ

小説は30代CP
橘高(きったか)(38)x目(さがん)(36)がメイン。
同じ大学で先輩後輩だった関係の二人です。

コミック(恋とは呼べない)を読んだだけでは
想像もできないほど
サガンさんが大変な目に会っていて
あわあわしてしまいました:;(∩>﹏<∩);:

そして、思った以上に
”妻が亡くなったのは自分のせいだから、
  自分は幸せになってはいけない”という
呪縛ともいえる考えに固執していて、
とにかく頑固に意固地に
橘高の愛を受け入れようとしないので
まあデレないデレない!

4巻(最終巻)のカバー折り返しのコメントで
榎田尤利さんが
「やっとサガンさんがデレました」
って書かれていたのですが
最後の最後でちょーっとデレる程度なので
私的感覚では「全然デレてないやん!」

いやはや、ここまでとは思いませんでした。

そして、橘高さんのほうは
これまた思った以上に
過去エピソードがチャラくて
軽く引きました(^▽^;)

でも、自身のサガンへの愛を認め、
かなり頑張ってアピールするものの
なかなかサガンに受け入れられないことで
ずいぶん辛抱強いいい男になりました。

悟りを開かざるを得なかったよね、
サガンが頑固すぎて(笑
でもそこまで愛せるってすごいよなぁ。。。。

1~3巻はサガンがさんざん大変な目に会うし
橘高も父親の死に負い目を感じたり、
サガンはちっともデレてくれないし、で
なかなかつらい展開が多く。

4巻になっても、
淳平とサガンが付き合っているという誤解から
全員がすれ違っていく
恋愛シリーズの中でも
一番切ないエピソードが入っているので
甘くなるのは、ほんとにラストの方です。

4巻終盤の、仙台に行ったサガンを
新幹線で追いかける橘高のエピソードが
抜群に素敵でした。

橘高とサガンの視点が
短いスパンで交代しながら展開される
スピード感のあるシーンなのですが
まるで映画を見ているかのように
情景が頭の中に浮かんできて
ドキドキとワクワクがマックスに!

ここの盛り上がりのために
読者は延々とじれじれ我慢させられてきたのか…
榎田せんせい、策士よのぅ・・・(笑

コミックと小説は同じ時間軸なので
コミックにあるシーンが
小説にも出てきたりしたところも
興味深かったです。

コラボだけに、コミックの進行具合に
歩調を合わせるためなのか
ちょっと冗長に感じる部分も正直ありました。
特にサガンの元カレの話とか…(個人的感想)

サガンが頑固すぎて色々大変だったけど
とってもとっても素敵なラストで
全体を通せば、ものすごく素晴らしかったです。

そして、何をいちばん思ったか、って
やきのりちゃん(猫)がサガンの元にきて
ほんとうに良かったなぁ。。。ってこと。
もしやきのりちゃんがいなかったら・・・
サガンさん、今頃どうなってたのか
ちょっとわからないよね。

傷ついた淳平がやきのりに出会って、
そんな淳平とやきのりを
同じように傷ついた英が拾うことで
二人が出会い、そして
やきのりがサガンのところへもらわれいき、
サガンが生きていく大事な理由になって…と
やきのりちゃんは、この物語の骨子だよ!
(橘高さんの存在は無視かw)

この恋愛シリーズが連載・発売されていた当時
やきのりツイッターなるものがあったようで
リアルタイムで読みたかったなぁ。。。
もっと早くBLにハマっていれば…クヤチィ!

恋愛シリーズには
「恋とは呼べない①②③」と
「愛とは言えない①②③④」以外に
「恋愛シリーズ 単行本未収録ノベル小冊子」が
電子で配信されていましたので
そちらも読後即購入しました。

発売当時の「応募者全員サービス小冊子」も
読む機会があったので
この2種類の小冊子については
また別記事で感想を書こうと思っています。

現在~2/28まで、恋愛シリーズのコミックVer.
「恋とは呼べない①②③」がセール中です。
1巻が3割引、2巻が2割引、3巻が1割引。
3冊まとめ買いすれば全巻3割引きです。
お得な機会にこちらの名作、いかがでしょうか。
まずはボリューム的にも
お値段的にもハードルの低い
マンガの方から読むのが
個人的にはおすすめです(*´ω`*)


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愛とは言えない1【イラスト入り】【電子書籍】[ 榎田尤利 ]
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BL料理本⁈「LOVE&EAT ~榎田尤利のおいしい世界~」 [榎田尤利/榎田ユウリ(エダ ユウリ)]

2021-10-02更新
榎田尤利さんとまんまるさんのコラボ料理本
「LOVE&EAT ~榎田尤利のおいしい世界~」の感想です。
Love&Eat.jpg
2012.12.24発売

ちょっと変わったBL関連本を読んでみました。

榎田尤利さんの小説に出てくるお料理のレシピ本です。

レシピはもちろん、
Pet Loversシリーズと交渉人シリーズのSS、
そして交渉人シリーズの挿絵を担当された
奈良千春さん作画のオールカラーマンガも
掲載されており、
レシピに興味のない方(笑)でも
楽しめる内容になっています。

私はPet Loversシリーズは未読なのですが
本作に載っているSSは
榎田尤利さんお得意の(?)
モブ視点でのお話になっているので
未読の私でもとっても楽しめましたよ(*^-^*)

交渉人シリーズはもう!
マンガもSSも素晴らしかったですぅ♡

SSは兵頭視点。
イケメン(のはず)なのに
どうにもコミカルで
いちいちかわいらしいオジサン芽吹と
いつでも渋いヤクザの兵頭。
兵頭の重すぎるくらいの
芽吹への愛がたっぷり詰まったSSでした。

さて、肝心の(?)レシピですが
そそられる上に、私に挑戦できそうなレシピ、
ということで、
Pet Loversシリーズのキーマカレーを作ってみました!
黒ビールを使う、っていうとこにも惹かれたんです。
カレーに黒ビール・・・どんな味だろう?と。

このキーマカレーを使った
キーマカレーバゲットが
すごくおいしそうだったのですが
さすがにハードパンは焼けないので
ナンを作って、大好きだったモスのナンカレードックみたいなのを作ってみましたよん。
カレーナン.png
食べ物の写真は難しいね…すっげマズそう…
キーマカレーの乗せすぎで
フランクフルトが埋もれてほぼ見えにゃい。

こんな写真出しといてなんですが、
味はおいしかったですっ!
ナンだけじゃ量的に足りなかったので、
ごはんにもかけて食べましたが
ごはんとも相性抜群~~σ(~~~、)モグモグ
というか、ごはんと食べたほうがおいしかったかも。

ちなみに大体はレシピ通りに作ったのですが
ちょっと出来心でピーマンをプラスしてます。

黒ビールの効果はよくわからなかったけど
ほのかな甘み?とかがそうだったのかなぁ??

とりあえず、気に入ったので
また作りたいと思います!

ちなみに手作りナンは
スパイシー丸山さんのレシピを
参考にさせていただいてます。
コチラ
簡単で美味しいので、何度も作ってます。
皆さまもぜひ~[わーい(嬉しい顔)]

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BL小説「nez [ネ]」シリーズ感想 [榎田尤利/榎田ユウリ(エダ ユウリ)]

榎田尤利さん作のBL小説
「 nez [ネ]」シリーズの感想です。
nez1.jpg
(出版社:大洋図書 SHY NOVELS)
nez [ネ]
nez [ネ] Sweet Smell
nez [ネ] Smell and Memory
nez [ネ] Your Lovely Smell
この4冊からなるシリーズです。

元公安でハイスペックな鷹目兆(たかめ きざし)
  ✕
犬並みに鼻の利く燕千里(つばくら ちり)

性格は真逆でそりが合わないのに
匂いと体の相性は抜群な二人がコンビを組んで
CAS(相性診断を行う会社)を訪ねてくる
様々な依頼者からの変わった依頼をこなしつつ
全体を通して千里の過去の秘密に迫っていきます。

千里の鋭い嗅覚を使った相性診断とか
よくもまあ、こんな面白い設定・お話を
一体どうやって思いつくのだろうと
感心しきりで読み続けました。

鷹目はゲイで、協調性に乏しく神経質で潔癖で
何事もきちんとしたがる性格なのに対し
千里は女の子が大好きで、おおざっぱで
部屋も身なりもだらしない。
という感じなので
基本いがみ合っている二人なのですが
お互いの体臭にひかれあう(欲情する)ので
流れでおせっせをちょいちょいしております(笑

話が進むにつれて
お互いの存在が大きいものになっていくのですが
二人とも、それをなかなか素直に認めないので
ラブの進展はかなり遅いです。
(やることはやってるしwちょいちょい甘い空気になったりはするのですが)

CASを訪ねてくる依頼者の依頼内容も面白いし
徐々に徐々に明かされる千里の過去の秘密にも
興味をそそられ
ひたすらわくわくドキドキで読み進められます。

3巻後半あたりかな、
ちょっと冗長に感じるところがあって
「栗本薫さんかな・・・?」って
一人ツッコんでしまったんですけど
(わかる人にはわかるよね?!)
そういえば、榎田尤利さん、小説道場の出身でした。

とはいえ、同じく冊数の多い
交渉人シリーズなどでは
そんな風に感じたことはなかったので
たまたまかな。
なにしろ千里の過去の秘密が
明らかになりそうで、なかなかならないし
鷹目も千里も
自分の恋する気持ちを自覚してるくせに
なかなか素直に認めないもんだから
話が進まなくて(笑)
かなりジリジリしちゃったせいかも。

しかし最終巻で、これまで広げた風呂敷を
実に見事に気持ちよくたたんでくれるので
読後感もすっきり、読みごたえのある内容でした。

あああ~~面白かった!

特に4巻、
すべての秘密が明らかになり
問題解決してゆく過程のハラハラドキドキと
ぐいぐい引っ張られるスピード感にしびれました。
某氏の生い立ちが「冴羽獠かよっ!」
って思ってウケたり
あの人絶対に怪しい!って思ってたら
うわあ~そう来たか~~~!ってなったり
歯科医院でニャンが拘束されたシーンでは
頼むから痛いのやめてぇ~って打ち震えたり(榎田さんのお話は痛い描写が多いから、そこが怖いのである…あれ、歯医者のシーンは3巻だったかも?)

BがLするだけには全くとどまらない
大変面白いストーリーでした[るんるん]


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nez[ネ] 【イラスト付】【電子書籍】[ 榎田尤利 ]
nez[ネ] -Sweet Smell- 【イラスト付】【電子書籍】[ 榎田尤利 ]
nez[ネ] -Smell and Memory- 【イラスト付】【電子書籍】[ 榎田尤利 ]
nez[ネ] -Your Lovely Smell- 【イラスト付】【電子書籍】[ 榎田尤利 ]

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BL小説「聖夜」感想 [榎田尤利/榎田ユウリ(エダ ユウリ)]

榎田尤利さんのBL小説
「榎田尤利作品集 聖夜」の感想です。
seiya.jpg
・名前のない色
・聖夜
・GRAY(聖夜の10年後が舞台の書き下ろし)
の3遍が収録された新装版

どちらもコメディ要素なし。
シリアスで重めのお話ですが
読後感はとても良いです。

どちらのCPもすれ違ってすれ違って
なかなかくっつかず、切なさ満載。
簡単には甘々を味わえませんが
それだけに、二人の関係が成就した時の幸せ感が
半端ないです。

特に「聖夜」なんて
二人の20年に渡る軌跡を描いていますので
初読時は
この二人はもしかしてくっつかないのね?
と思いながら読んでました…

どちらのお話も
冒頭から切なさで泣かされます。
冒頭のほんの数ページで泣けるってすごいですよね。
榎田尤利さんの
一気に物語へ引き込む文章力に圧倒されます。

具体的な物語の内容は
とても私にはまとめきれないので
ここでは触れませんが
名作と言っても差し支えない内容だと思います。

なぜこの作品を読もうと思ったのかといえば
榎田尤利100冊記念本に寄稿されていた
ヨネダコウ先生の「聖夜」冒頭のコミカライズが
大変素晴らしかったから、なのですが
原作を読んだ後に
このほんの6ページ程度のコミカライズを
再読したら、もうホントに良くて…
全編コミカライズしてほしいくらいです。
ちなみに
「聖夜」の旧版では山田ユギ先生が
イラストを担当されていたようで
それも見てみたいなぁ。
古本ならまだ入手可能かな…?

「名前のない色」は溶けるように暑い
真夏から始まるお話。
「聖夜」は晩秋から始まるお話。
どちらも今の時期に読むのにピッタリでした。
(夏の暑さには共感できるし
寒さの表現は
いっとき暑さを忘れさせてくれます。
ええ、こじつけって言われれば
それまでですけどw)

特に「夜明けの腐女子」さんに
オススメかな、と思いますが
(ちるちるの腐女子属性チャートはコチラ)
たくさんの方に読んでいただきたい作品でした。
夜明けは…ええのぉ…([黒ハート]´艸`[黒ハート])ムフフ

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BL小説「交渉人シリーズ」感想 [榎田尤利/榎田ユウリ(エダ ユウリ)]

榎田尤利さん作のBL小説
「交渉人シリーズ」の感想です。
koushounin1.jpg
1.交渉人は黙らない
2.交渉人は疑わない
3.交渉人は振り返る
4.交渉人は嵌められる
5.交渉人は諦めない
6.スィーパーはときどき笑う
     交渉人シリーズEX.
7.交渉人は愛される
8.交渉人は休めない

の8冊からなるシリーズ。

主人公は
元検事で、元弁護士で
現在は、両国にある”芽吹ネゴオフィス”の
所長で、交渉人を生業としている芽吹章

主な登場人物は
芽吹ネゴオフィスで働くor出入りしている
紀宵、さゆりさん、智紀、アヤカetc

そして
芽吹の高校時代の1年後輩で
芽吹にご執心の周防組若頭の兵頭寿悦
と、その取り巻きの舎弟たち

芽吹ネゴオフィスに依頼人たちが持ち込む
いろいろな揉め事に巻き込まれたり解決したり

時にシリアスに
時にコミカルに繰り広げられる
下町義理人情物語・・・
というのが全編読んだ私の印象です。

このシリーズを読もうと思ったきっかけは
レビューでの評価の高さでした。

榎田尤利さんの作品は
いずれ読んでみたいと思っていて
どの作品から取り掛かろうかな?と
模索していたら
交渉人シリーズがずいぶん評判が
よさそうだったのと
自分の勝手なイメージで
”交渉人””ネゴシエーター”という名称から
スタイリッシュでオサレなお話かと
思ったんですよねぇ。

読んだら
想像と全く違っていてウケました(笑)

はじめは、かなりシリアス系のお話かと
思い込んで読んでいたんですけど
読み進んでいくほどに
ん?なんかやたらと笑かしに来るな?
あれ?これコメディーなの?

と徐々に気づき始め・・・

↑に「時にコミカルに」と書きましたけど
3冊目くらいに
このお話は基本コメディーなのだ、ということに
ようやく納得しました。気づくのが遅い(笑)

主人公の芽吹さん、イケメン設定なんですけど
変なアロハシャツ着たり、親父ギャグや
ヘタレぶりも堂に入ってて(?)
正直残念な感じなのですが
その生き様は図太い一本の芯が通っていて
そこが本当にかっこいいのです。

いろいろとつらい過去がある上に
物語中でも
身体的・精神的にかなり酷い目に合うので
落ち込むこともあるけれど
それでも強く明るく己を貫く姿勢が素敵なんです。

そして、そんな芽吹にご執心の
ヤクザの兵頭がまたかっこいい。
けしてキャラ崩壊せず
硬派なヤクザを貫いていますが
芽吹への愛は本物で
執着溺愛スパダリ攻めのお手本みたい。

芽吹のピンチにはたいてい助けに来てくれる
スーパーヤクザです(笑)

脇CPの紀宵x智紀もかわいらしくて
このCPが主役の番外編
「スウィーパーはときどき笑う」も
すごく面白かった!
(感想記事はコチラです)

「交渉人は愛される」で
物語はいったん終了するのですが
この「愛される」のラストシーンが
ものすごく良くて・・・・
知り合いに招待された結婚式の教会で
芽吹と兵頭が(たぶん)愛を誓いあっている
シーンなんですけど
その神々しさと言ったら・・・・・・・
これこそ「尊い」という言葉に
ぴったりなんじゃなかろうかと思いました。

このシリーズは
基本、芽吹の一人称で語られるのですが
たまにまったくの他人
(上記したような主な登場人物じゃない人)の
目を通して
芽吹の周辺が語られる部分があって
ラストの教会のシーンもそうなんですけど
あえて本人に語らせない、というのが
非常に効果的と言いますか
読者に想像の余地を持たせつつ
まるでその場に居合わせているかのようで
じつにうまいなぁ~~~って。
このラストシーンだけでも
交渉人シリーズを読んだ甲斐があったと思いました。

「交渉人は休めない」は
榎田尤利さん100冊目記念特別版で読みました。
いつもの両国を離れて
沖縄リゾートに来てまで
仕事をする羽目になる芽吹さん。
相変わらず迂闊で
案の定大変な目に合うのが
〔芽吹さん・・・学習能力・・・・[たらーっ(汗)]
ってなる楽しい本編でした(笑)

そして
100冊記念特別版がすごかった。
いままでの榎田尤利さんの作品のイラストを担当された方の寄稿や、デビューのきっかけのお話などもあり、大変読み応えがありました。
この特別記念版から
次に読む榎田作品を物色中し
とりあえず1冊購入しました。
また後日、購入記事を上げます。

寄稿の中では、ヨネダコウさんのものが
特に素晴らしくて・・・[揺れるハート]
イラストを担当された「聖夜」の一部を
コミカライズされたものだと思うのですが
小説は未読のため
話の前後関係が全く分からないながらも
とても切なくていいシーンでした。
これは読みたい!と思ったんですが
このお話、
電子だとイラストの収録がないらしい…
そ、そんなあ~~~~~[もうやだ~(悲しい顔)]
紙書籍はまだ入手可能なようなので
購入を検討したいと思います。
ちょっと高いのが、なんだけどさ…

いろいろ読みたい作品は増えるばかりで
うれしいような、困るような、ですが
お楽しみはたくさんあった方が幸せだ~~[るんるん]
ということで、次に読む榎田作品
もうちょっといろいろ悩みたいと思います。

そして最後に一言。
ritsukoさん、どうもありがとうございます!!


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交渉人は黙らない 【イラスト付】【電子書籍】[ 榎田尤利 ]
交渉人は疑わない (Shy novels) [ 榎田尤利 ]
交渉人は振り返る (Shy novels) [ 榎田尤利 ]
交渉人は愛される 【イラスト付】【電子書籍】[ 榎田尤利 ]
交渉人は休めない 榎田尤利100冊記念特別版 (Shy novels) [ 榎田尤利 ]

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BL小説「スウィーパーはときどき笑う」感想 [榎田尤利/榎田ユウリ(エダ ユウリ)]

榎田尤利さん作のBL小説
「スウィーパーはときどき笑う」の感想です。
koushounin6.jpg
交渉人シリーズの6冊目。
本編の主人公 芽吹が所長を務める
芽吹ネゴオフィスのバイト キヨ(23)と
ヤクザの家の一人息子 智紀(17)が主人公の番外編。

交渉人シリーズを読み始めて
やっとこの6冊目までたどり着きましたが
若い二人が主人公のこの番外編が
もうすっごく楽しくて楽しくて[るんるん]

いや、本編ももちろん面白いのですが
こっちの若い二人の動向が気になって仕方がなかった私。
かっこいいキヨとかわいい智紀を
たっぷり堪能することができて
大満足の番外編でした。

身長差30センチ以上ある凸凹コンビの二人。
ロシア人の血が混じるため長身で
スタイルも顔もモデル級だけど
口下手で感情が表に出にくいキヨが
低身長で女顔のかわいい智紀に対して
見えない尻尾をワッサワサ振っている様子が
かわいくてかわいくて
なんとかこの二人うまくいくといいな――と
本編を読んでいる時から
ずっと気になっていたんですよね。

智紀は背が低く女顔なのがコンプレックス。
「チビ」「ちいさい」「かわいい」が禁句の
プライドの高い子なので
背の高いキヨは
その存在だけでも智紀の気に障りがち。
見た目はかわいいけど狂犬のような智紀が
はたしてキヨになびく日は来るのか⁈
と思ってたんですけど。

芽吹やそこで働く大人たちと
付き合うようになってから
徐々にとんがっているところが
削れてきていた智紀。
この番外編で
自分よりも弱い存在を守ることで
より大人になり
キヨの存在の大切さも自覚できるようになって
…うううぅ…オバちゃんはうれしいよ…

感情をあらわにすることが少ないキヨが
智紀のことになると必死になるのも良かったし
キヨに素直になる智紀がかわいくて癒されました。

なんか、爽やかでまぶしいアオハルをみて
一服の清涼剤をいただいた気分。

本編はこってこてなオジサンふたりだからさ~。
…ってソレも大好きなんですけどね!

それにしても、このシリーズは
登場人物が危険な(痛い)目にあうことが多くて
読んでて、ずっとドキドキひやひやしています。

この番外編でも
二人とも結構なひどい目にあうので
かわいそうで・・・

痛いのは嫌いだから
そこだけは心が休まらないです。うぅ。

ところで
今回出てきた智紀の女装姿を
是非とも拝みたいので
この番外編だけでも
コミカライズしてほしいくらい。

BLに出てくる女の子みたいな見た目のキャラ(主に受)って、お好みじゃない方も多いと思うんですけど、私はけっこう好きみたいです。
マンガだと、”おはおや”の伊介(いすけ)や
”明日はどっちだ!”の星(きらら)とかが代表。
小説だと、本作の智紀が代表入りしました!
あ、見た目がかわいい女子ってだけで
中身はちゃんと男、男気を感じるキャラじゃないとイヤなんですけどね。

ドラマCDになるなら
声優は村瀬くんにやってほしい!

と思って、ちょっと調べたら
交渉人シリーズの1作目
「交渉人は黙らない」のドラマCDでは
智紀役は梶くんがやってるんですね!
すごーい!

でも、個人的にはやっぱり村瀬くんがいいな。
この番外編は女装もするし~~。

といろんな妄想もはかどる楽しさでした。

そういえば
読み終わった後に
タイトルのスウィーパーって結局誰のことだったの?ってマヌケなことで悩んだんですけど
言うまでもなく、キヨのことだよね。
特殊清掃のお仕事してるんだもんね。

スウィーパーっていうと
まず思い浮かぶのが新宿のヤツなもんで
(シティーハンター大好き)
狙撃手、殺し屋的な人をつい連想してしまう。

交渉人シリーズのスピンオフですが
これ単体でも読めると思うので
体格差CPや、寡黙攻め、見た目カワイイ受、などがお好きな方、その他いろいろな方に(笑)おススメです。


さてさて
本編の続きもぼちぼち読んでいきます。
こてこてのオッサンたちのくんずほぐれつ話、
楽しいのよ・・・(笑)


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スウィーパーはときどき笑う 交渉人シリーズEX. 【イラスト付】【電子書籍】[ 榎田尤利 ]



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