BL「巣箱の王子様(上)(下)」感想

2024-04-10更新

秋平しろさん作のBLコミック
巣箱の王子様(上)(下)の感想です。
　
2024.4.1発売(電子4.5配信開始)の新刊
（大洋図書　HertZ＆CRAFT／ihr HertZ）
（コミックシーモア）

秋平しろさんの新刊、とても良かったです♡

誰にでも知られたくないことの一つや二つはある。
29歳、会社員の青柳くんの秘密は
同性愛者であるということ。
セフレで体を満たす青柳くんにとって
恋とは異次元の夢のようなものだった。
そんな青柳くんの心の王子様は
同じ会社のスーパーエリート浅桐さん。
実は王子にもとんでもない秘密があって…!?

作品内容より抜粋

王子のとんでもない秘密は
２巻の表紙をよく見るとわかるんですけども
清潔感あふれる外見からは到底想像できない
アレです・・・(笑

恋愛をあきらめ卑屈に、
でも真面目に生きているゲイの青柳くんと
はたから見たら容姿もキャリアも一流の浅桐さん。
同じ会社に勤めていても
部署も立場も違って接点のなさそうなふたりが
ほっこりふわふわな雰囲気でいながら
徐々に良い関係を築いていく様が
大変に尊かったです。

お互いを思いやるあまりに
勘違い、すれ違う様子に
ハラハラドキドキさせられ(大好物w
思わず声を出して笑ってしまうお笑い要素も
あちこちにありつつ
秋平しろさんらしいほんわか優しい世界。
もちろんハピエンです。

ノンケ攻めｘゲイ受けなので
男性から恋愛感情を向けられることに
いまいちピンとこないノンケっぽさも
ちゃんと表現されていて
性急な展開にならず
ふたりの関係が紆余曲折しつつ
じっくり進むところも良かったです。
上下巻のおかげですね。ありがたい。

おふとんしーんもちゃんとあるのですが
秋平しろ先生の絵柄もあって
なんとも清潔感にあふれていて
とても好ましかったです。
せいじょういに照れる青柳くんのかわよさよ。

電子特典とか何もなかったので
本編読み終わって即終了、だったのが
だいぶ寂しくなってしまったくらいに
もっとこのふたりを読んでいたかったです。
と言っても読み足りない、ということではなく
大変満足しました。

少し前に秋平しろさんの「飴とキス」を
ひっさしぶりに読み返していたんですが
もう何回目かわからないくらいに
読み込んでいる作品なのに
やっぱりキュンがすごくて
はあ～～～好き・・・♡ってなってました。

この作品も何度読んでも
好き・・・♡ってなるんだろうな。

＝＝＝＝＝＝＝
感想記事、１ヶ月以上も書いていなかった！
よくぞここまで間が空いたもんです(^▽^;)
４月は時間があるはず・・・だったのに
そんなときに限って体調崩してみたり
頭が回らずボヤ～っとしたり
まあそんな調子です(笑
(頭がボヤ〜は通常営業だったw)
あ、体調崩したと言っても
先週末ちょっと寝込んだだけなので
今は全然大丈夫です。
息子が家を出て、気が抜けたんだと思います。

花粉症もだいぶ落ち着いてきたので
これから頑張るぞー！といっても
感想記事はそう書けないと思いますが…(ﾄﾎﾎ

来週はシーモアのゲリラセールがありそうですね。
最近購入意欲が落ち着いてきた気もしますが
やっぱり今回も20000ポイントコースかな。
忘れず参加しなくては。


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BL「青とジェント」感想

秋平しろさんのBLコミック
「青とジェント」の感想です。

2020.8.3発売(電子は8.7配信開始)

秋平しろさん、大好きなので
この新刊、とても楽しみにしていました。

ベンチャーIT企業の社長
　綾間京介(あやまきょうすけ)(36)
　✕
母子家庭でビンボー暮らしの高校生
　三浦直己(みうらなおき)(17)

スパダリ攻めが大好きな方には
ぜひ読んでいただきたい。
最高のスパダリ攻めが今ここに！
ってくらい、素晴らしかったです(笑)

父親が若くして死んだのも
自分の家がビンボーなのも
元をただせば綾間のせいだと思い込んだ直己が
綾間社長の同性愛者疑惑の記事を読んで
短絡的な思い付きで
自分を使ったハニートラップを仕掛けようと
綾間に近づくところから始まるお話。

当然、そんな浅はかな思い付きが
うまくいくわけもなく
ハニートラップは失敗するのですが
自身を陥れようと近づいたにもかかわらず
直己に寛容な申し入れをする綾間の
聖人のごとき人間性が
ほぼファンタジーと言ってもいいレベルなのですが(笑)
それに対する直己も
本当は、まっすぐで素直な
とてもいい子なので
それからの二人のやり取りにほんわかします。

かたや大企業の社長、かたや一高校生
年齢差、立場の大きな違いをものともせず
交流を深めていく二人がとても微笑ましくほっこりするのですが
社長の側近(秘書?)である佐久間による思惑で
二人は交流を絶たれることになります。

それまで、すべて佐久間を介して
連絡を取り合っていたため
佐久間が妨害すれば
会うどころか、連絡を取ることすら
出来なくなってしまう二人。
立場の大きな違いがここに効いています。
個人間でのやり取りが
非常に容易なことに慣れている現代人にとって
そう遠くに離れているわけでもない相手と
ちょっとしたやりとりすら出来なくなるストレスって、かなりのものだと思います。
(ちょっと昔はそれが普通だったんだけど！)

まあ、特に財力のある綾間の方が動けば
相手の連絡先くらいは簡単に調べられるはずだけど
そこは、佐久間がうまく立ち回るからね。

普通だったら「佐久間ああああ～！」って
イライラするところなのですが
彼には彼なりの事情と理由があり
それがかなり切なく、
また双方の立場を慮ったものだったので
ただの悪者にもできず(ノД`)・゜・。
彼にも幸せになってほしいと
願わずにはいられませんでした。
佐久間さんが幸せになるスピンオフ欲しい…

♪会えない時間が 愛育てるのさ～♪
っていうちょっと昔の歌がありますけど
(ババア発言が止まらないw)
会えない間も、お互いに相手のことを思い続け
再会できた二人。
大きな立場の違いがあるし
佐久間じゃなくとも、多分誰から見ても
釣り合っていないように見える二人ですが
それでも魅かれあうのは
魂が魅かれあっているんだろうなあ。。。と感じました。

再会して想いが通じ合ってからの
ラブラブな展開がもう素敵で～～～

今作、大人と高校生のお話ですが
スパダリはちゃんと待てます！(笑)
相手が高校生の間は手を出しません。
そうだよ、これですよ！
大人は高校生に手をだしたらあかん！
（また言ってるw→コレとかコレとか）

気持ちが通じてからも
身体の関係は持たないままでいる
二人の尊さ…(❁´人`❁)
そして直己の卒業を待って
やっとつながれた二人の幸せ感！

あああ～～～～
ええもん見させていただきましたぁぁ。。

願わくば、直己が大学生になってからのお話も
ぜひとも読みたいです。
だってらぶらぶ恋人生活はこれから！
ってところで終わりなんだもの。
佐久間さんの分も含めて、続きプリ―――ズ！

秋平しろさんの中では
今作が一番好きかもしれないです。
それくらい良かった～～。

最後に一言。
スパダリさいこーーーーーーー！！

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