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BL小説「ひとつ屋根の下、きみと幸せビストロごはん」感想 [淡路 水(アワジ スイ)]

2021-06-11更新
淡路水さん作のBL小説
「ひとつ屋根の下、きみと幸せビストロごはん」の感想です。
hitotuyanenosita.jpg
(出版社:株式会社シーラボ ラルーナ文庫)
2020.5月発売

淡路水さん、初読み作家さんです。

おいしいものが出てくるお話大好き!
不憫健気受け大好き!な私に
ピッタリの1冊でした。

ビストロHANAの雇われシェフ 円城一虎
 ✕         (えんじょう かずとら)
消息を絶った恋人を探しに北海道から上京した
        御子柴 芽(みこしば めぐむ)

華やかな銀座の中心地からちょっとだけ離れた
木挽町の裏路地にたたずむ「ビストロHANA」
そこを舞台に起こるいろいろなトラブルを
周辺の人たちも巻き込みつつ解決していく
下町人情を感じられるBLでした。

なにしろ、出てくるお料理がとにかくおいしそうで!
料理の名前だけでなく、味や香り、
触感まで伝わってくる描写で
読みながら、なんど喉をゴクリと鳴らしたことか(笑

読み終わった後は、おもわず街の洋食屋さんに駆け込みたくなるようでした。
残念ながら、まだ駆け込んでいませんが・・・
(うちの近所にはそういう気の利いた洋食屋さんがないんだよなぁ)

芽は、消息を絶った恋人に
実は騙されていたことがわかったうえ
なけなしの所持金も使い果たして
困窮しているところを
HANAの雇われシェフ一虎に拾われて
住み込みで働かせてもらえることになり

芽は、一虎のイケメンなのに不愛想で
気難しそうに見えるけれど
実は優しい対応と、その心根に

一虎は、芽の真面目で純粋で一生懸命で
一虎の作った料理を実に嬉しそうに
おいしそうに食べてくれる様子に

生活も仕事も一緒に過ごしていくうちに
二人はお互いに惹かれていくのですが

芽をだました元恋人の登場ほか
ちょいちょいとトラブルが起こるので
ラブの進展がなっかなか見られなくて

おい、これはいつBLになるんじゃい!
とは、ちょっと思いましたよね…(笑

あ、ラストのラストでちゃんとBLになりますw

一虎さんが実はかなりの肉食系で
芽をおいしく料理していただいちゃう描写は
なかなかでございました。
ごちそうさまでしたψ(╹ڡ╹ )ψペロリ

もうちょっと二人のらぶらぶになってからの様子が読みたかったなぁ[ダッシュ(走り出すさま)]


ということで(?)本作読了後、
困窮した受けを、攻めのビストロシェフが拾う
という出だしが本作と似ている
月村奎さんの「ボナペティ!」も
再読してしまいました。

「ボナペティ!」は何かにつけ再読している
大大大好きな作品ですが
やっぱり好きや・・・・・[揺れるハート]
今回も涙ぽろぽろ流しつつ
幸せ気分をいただいて読了しました。
(★ボナペティ!の感想はコチラから★)

本作といい、「ボナペティ!」といい
不憫で健気な子が幸せになるお話、
本当に大好きです。
(いま新書館のセールで「ボナペティ!」が
 なんと半額になっています!(6/14まで)
 新書館のBLは素敵作品がいっぱいあるので
  チェックしてみてくださーい^^)

・・・ちょっと感想記事からずれました[あせあせ(飛び散る汗)]

本作の続き、出てくれないかなぁ。
一虎と芽の二人で、イチャコラしながら
おいしいご飯を出しつつ
ご近所トラブルも解決!なお話
もっと読みたいです!

あと、めちゃうまなハンバーグを
いますぐ食べたいですっ!

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