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BL「ワリキリ」感想 [中川カネ子(ナカガワ カネコ)]

2021-06-22更新
中川カネ子さん作のBLコミック
「ワリキリ」の感想です。
warikiri.jpg
2021.6.10発売
(電子は2021.6.17~配信開始)
(出版社:大洋図書 
     H&C Comics ihr HertZ Series)

中川カネ子さんの新刊、とっても良かったです!

「ワリキリ」というタイトルからも
推測される通り
身体から始まる関係なのですが
徐々にお互い惹かれていく様子が
もうめちゃんこキュンキュンでした[揺れるハート]

中川カネ子さんの作品は
全部読んでいるわけではないのですが
今のところ、これがダントツで一番好きです。

女子との恋愛に違和感がある高校生
 ✕        行哉(ゆきや)
せっすすがストレス解消のお疲れリーマン
           シュウ(30)

年下攻めで、年の差CP
やんちゃ攻め、美人受け、って感じかな?

ゲイのマッチングアプリで
①完全ワリキリ
②無駄話なし
③後腐れなく
の3条件で相手を探していたシュウ。

そこに現れたのが
3条件にピッタリな上、
身体の相性も最高だった行哉。

一回きりのつもりが
気づけばセフレ関係になっていって…

と、お話の始まり方としては
まあ。。。よくある感じではあるのですが。

視点が、シュウ⇒行哉⇒と交互に切り替わるので
二人の感じていること、考えていることが
よく伝わってきて
お互いが徐々に惹かれていく様子に
めちゃくちゃときめきました[ぴかぴか(新しい)]

それぞれのキャラも意外とギャップがあって
いいんです。

シュウは、ワリキリの相手を
出会い系アプリで探すような
ある意味びっち受け、なのですが
仕事は至極まじめで常識人。
でもえろの時はめちゃんこえろす[黒ハート]

行哉は一見チャラくて不真面目な感じだけど
意外と気遣いができて、礼儀正しくて
ヤンチャなようで、冷静に対応できる。

逃げを打つずるい大人なシュウに対して
がっつり逃げ場をふさぐ行哉のぶれなさが
非常にかっこよくて最高でした。

購入記事にも書きましたが
中川カネ子さんの作品って
とっても修正が甘いのですよね…
そもそも描き込みがすごい上に
白短冊が控えめに乗っかってるだけで
丸見えとそんなに変わらない状態…

最近そんなのほかであまり見ないので
乙女な私はそれだけでもドキドキしちゃう…

えろたっぷり、だけどキュンもたっぷり
とっても素晴らしかったです[わーい(嬉しい顔)]

ただひとつ残念だったのは
電子にはカバー下が収録されてなかったこと!
読みたかったよ…(ToT

その代わりなのか?
電子の特典は、なんと8ページもあります。
なぜか行哉とシュウが同級生に…?!なお話。

コミックシーモア限定の特典は1ページマンガ。
シュウの「恋人とのはじめて」のお話。

シーモアの本作レビューで
賞レースに入ってくる、
と書かれていた方がいらっしゃいましたが、
私もそう思います!
まだ今年も半分なので
(てかもう半分終わるの?コワイ)
まだわかりませんけど
これはかなり人気を集めるんじゃないかと。

BL読みにも、色々趣味趣向ありますが
こういうある意味オーソドックスな
恋のキュンキュン大好きな人が
大半じゃないですか?(勝手な推測だがw
だってそれがBLの基本のき、だと思うので。

とってもお薦めの1冊です!

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ワリキリ (H&C Comics ihr HertZシリーズ305) [ 中川カネ子 ]



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