BL「義理の兄弟だけど恋人のふたりは堂々と付き合いたい」感想 [佐久本あゆ(サクモト アユ)]
2023-11-16更新
佐久本あゆさん作のBLコミック「義理の兄弟だけど恋人のふたりは堂々と付き合いたい」の感想ですタイトル長い
2023.9.14発売
(竹書房 バンブーコミックスQpaコレクション)
(購入:コミックシーモア)
同作者の「幼馴染だけど性的に好きです。」
⇒「ヒステリックな黒髪メガネくんは意外とかわいい」に続くシリーズ3冊目。
作者さんはこのシリーズを「クソ長タイトルシリーズ」と呼んでいるそうですw
「幼馴染だけど~」の後半に収録されていた
吉田兄弟が本作の主役。
兄弟BL大好きなのでワタクシ大歓喜♡
250P越えの1冊、たっぷり楽しみました。
「幼馴染だけど~」でCP成立した吉田兄弟。
その後も順調に関係をはぐくんでいるものの
男同士というだけでなく
義理でも兄弟という関係のふたりは
付き合っていることを周囲に言うことができず
もやもや・・・
というのが今回のテーマ。
・・・うん、タイトルの説明しただけですねw
==以下、多少のネタバレ含まれます。
未読の方はご注意ください==
兄弟BLの何が好きって
男同士、という以上に
世間には認められずらいその関係の切なさです。
周囲に関係を隠したままでいようとする兄と
できることなら周囲に言いたい弟。
意見は食い違いながらも
お互いの思いを尊重している様子が尊い♡
そしてそこが切ないのです・・・
が、本作はそんなに重い感じにはならず
なんと親にもカミングアウト。
しかもそんなにこじれず認められちゃうという
ちょっとそこが拍子抜けというか
物足りない感はありましたけど・・・
以前上げた兄弟BLの記事に書きましたが
親には言わず「墓場まで持っていく」
ってくらいの重さが私的には好みなもので。
しかも関係を知った母親が
ふたりに旅行をプレゼントしちゃうって
なんて太っ腹というかなんというか
おかあさんありがとう!(笑
ほっこりで幸せな世界でよかったけど
自分がこの母親の立場だったら
そう簡単には割り切れないかな・・・
せめて3人兄弟とかだったらまだいいけど
ふたり兄弟なんだもん(^▽^;)
そういえば先週放映の何食べのドラマでも
自分以外の(ゲイじゃない)兄弟がいて
よかったーという話題の中
シロさん(ひとりっ子)が
微妙な顏してるシーンがありましたが(笑
いずれ多様性を認める風潮が
ごく普通になった未来には
男同士の切なさとかもなくなっていくんですかねー。
そんな世の中になったらイイな、と思いますが
そうなったらBLというジャンルは
どんな風になっていくのかな・・・
って作品と関係ない話題になってしまいました。
はっ!全然関係ないと言えば!
本作の中で某少年マンガのネタバレを
思いっきり食ったんですけど!
ええっ?これってあのマンガのことだよね?
そうなのーーーー?!?!
アニメでしか追ってない派なのに
まさかこんなところでそんな話題が出るなんて
思ってなかったじゃん!
不意打ち喰らいましたわ‥‥
まあいいんですけどね‥‥
でもちょっと、
ええ~そんなぁ・・・とは思ったよね・・・
まあいいんですけどね・・・(2回目w
ハイ、本題に戻りまして。
本作にはシリーズ前2作のCPも
ちらりと登場しています。
こういうとこもシリーズものの楽しみですね。
どちらのCPも相変わらずで
ほっこりしました(*´ω`*)
思わず2冊とも読み返しちゃった。
どちらも本作よりコメディ色が強いので
どっちも笑えて楽しいのです(*´ω`*)
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タグ:佐久本あゆ
BL「ヒステリックな黒髪メガネくんは意外とかわいい」感想 [佐久本あゆ(サクモト アユ)]
2021-10-07更新
佐久本あゆさん作のBLコミック「ヒステリックな黒髪メガネくんは意外とかわいい」の感想です。
2021.9.16発売の新刊
(出版社:竹書房
バンブーコミックス Qpaコレクション)
読むまで全く気付いていなかったのですが
こちら同作者の「幼馴染だけど性的に好きです。」のスピンオフでした。
「幼馴染だけど~」に出てくる
吉田兄弟の兄 優哉の友人で、
似非当て馬だった大嶋のお話です。
読み始めは全然気づいていなくて
優哉が、なーんか既視感があるキャラだね…
って思いながら読んでました(笑
(正直、大嶋のことは全然忘れてたw)
吉田兄弟をくっつけるのに一役買った
チャラくていい加減(?)な上
ゲイであることを隠していない大嶋春樹
✕
優哉と同高校時代からの親友
クソがつくほど真面目で堅物な藤江修斗
キャラ的にも、見た目的にも
正反対でそりが合わない感じの二人(大学生)が
くっつくお話です。
藤江が「ヒステリックな黒髪メガネくん」なわけですが
かる~~いノリでやたらと絡んでくる大嶋に
過剰反応しているだけで
本当にまじめで、とてもいい子でした。
堅物といっても、人の気持ちに寄り添えて
受け入れられる懐の深さがあるんですよね。
個人的にはキィキィうるさい感じの
ヒステリックなキャラは好きじゃないけど
藤江くんはとっても好ましかったです。
チャラ系の大嶋も
実は過去につらい思いをしたことがあって
それを持ち前の明るさ(チャラさ?w)で
乗り越えているので、変に重くなることはなく
真面目な部分もありつつも
とても楽しいラブコメでした(*´ω`*)
まずは「お試し」で付き合いはじめ、
お付き合いのためのルールを作ってみたり、
藤江のまじめさに、チャラくていい加減な大嶋が
面白がりながら振り回されているようで、
結局やっぱり恋愛経験豊かな大嶋に
藤江が振り回されている様子が楽しかったです。
吉田兄弟とのダブルデートもあったりして
大嶋と和眞(吉田弟)の攻め同士のやり取りに
ニヤニヤしました。
真面目でお堅そうな子が乱れる姿、
たまらないよね。ギャップ萌えの醍醐味。
巻末の方に吉田兄弟のお話もあります!
「吉田家の蜜月期」32P
親のいぬ間に心の洗濯・・・
じゃなくてえちちしまくるお話です。
親が海外旅行に行っている間に
自宅のそこらじゅうで(笑)お励みになる
幸せな二人が堪能できます。
佐久本せんせえ、ありがとうございます!
本作を読んだ後、スピン元の
「幼馴染だけど~」もひさしぶりに再読。
初読時は吉田兄弟のお話の方が好みだな~と
思ったのですが、表題作も十分面白かった。
なんか感想書いてるつもりだったのたけど
書いていなかったので
こちらもそのうち書きたいと思います。
この記事を書く前に、自分で書いた(はずの)
「幼馴染だけど~」の感想記事を探すという
ほんとボケ老人並みの行動をしてしまった(笑
いや笑い事じゃないか(+o+)
マジでそろそろ
やべえレベルに入ってきてるのかも。コワイ。
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