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BL「ラムスプリンガの情景」感想 [吾妻香夜(アヅマ カヤ)]

2022-03-22更新
吾妻香夜さん作のBLコミック
「ラムスプリンガの情景」の感想です。
rumspringa.jpg
2018年発売
(出版社:心交社 ショコラコミックス)
(購入:コミックシーモア)

BL界では言わずと知れた名作と名高い本作。
「このBLがやばい2019」でも
堂々の第1位に輝きました。

本作の初読時、わたくしは思ったのです。
名作なのはわかる。
けどなんかいまいちピンとこない。
キュンがない。
(同じようなことをこのブログでも今までに何度か書いたことがあります。コレとかコレとか)

何故に自分には響かないのか。
いつか再挑戦したい、と
”再読”の棚に入れたまま
これまで放置してきました。

そんな中、今年の4/15に本作のドラマCDが
発売されることを知ったのですが、
その声優さんに”うわあっ!”てなったのです。
オズ cv 野島健児さん
テオ cv 内田雄馬さん
バナナフィッシュの英二とアッシュや!!

のじけんさんには目がないわたくし(*ノωノ)
(内田雄馬くんももちろん好きですよ♡)
でもラムスプリンガかぁ・・・むぅ~
ああでも、のじけんさまの新作、
お聴きしたいっ・・・♡

これはついに再読するいいチャンスが来た!
ということで、3年ぶりくらいかな?
ひさしぶりに読み返しました。

そしたら・・・・・・
なにこれなにこれ、めっっちゃ良いじゃん!!
どうしてこれがいまいちに感じたんだ
初読時の私は??
過去の自分を殴りたい。

物語の素晴らしさはもちろん、
笑いあり、涙あり、キュンももちろんあり!
読み応えたっぷりで、これこそまさに
1本の映画を見たような、という形容が
ピッタリな作品でした。

あああ~~なんてすばらしい本を
埋もれさせてたんや、自分!

NYでのプロダンサーの夢破れ、
小さな街のバーで働き、
時には男娼もしているオズと、

アーミッシュのラムスプリンガで
オズのいる街に来たテオ。

スレているオズと、
まるで小さな子どものように純粋なテオが、
お互いどんどんと惹かれていく様子に
ドキドキしまくり。

表情からキャラの感情も伝わりやすく
感情移入しやすいし、
甘いだけじゃない、痛みを伴う展開、
ハピエンながら少しビターなラスト。
そして
ラストが物語冒頭とつながっている演出。
色々な要素が読後の余韻を深くして
「良いもの読んだわ…ふぅ~~~~っ・・・」
ってなりました。

日本ではなじみの少ないアーミッシュの文化に
ガッツリ触れていながら
わかりにくいと感じる部分がないところも
素晴らしい[ぴかぴか(新しい)]

具体的にこのシーンがどうこう、ってのは
あまりに今更なので省略しますが
とにかく素晴らしかったです(語彙力^^;

いや~~これで心置きなく
ドラマCDの予約ができます。
ドラマCDが出なかったら、
たぶん再読の機会は来なかったと思うので
感謝でございます。
このCD、脇役も豪華なんですよね~。楽しみ。

そして本作のスピンオフ
「親愛なるジーンへ」もいずれ入手したいと思います。

「百と卍」も再読しなくちゃだね、これ。
↑これも名作と名高いのに、
1巻読んだ時点で「いまいち刺さらん」
って思いつつ、それでも
3巻までは買ったの。
でも2~3巻読んでないの(;^ω^)
今読んだら刺さるかもしれん!
わからんけど。
そのうち挑戦したいです(いつになるかなw)

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