「てだれもんら①」感想 [青年マンガ]
2023-01-24更新
中野シズカさん作のコミック「てだれもんら」の感想です。
2019.9月発売
(出版社:KADOKAWA ビームコミックス)
(購入:コミックシーモア)
中野シズカさん、初読みです。
ジャンルは青年マンガなのですが
ほんの少しだけBがLしている表現が
あります(もちろんえろはないよ)。
割烹料理屋で働く腕のいい板前 トオルと
特殊能力を生かす庭師の明(アキラ)
ふたりの手練れ職人を中心に展開されるお話。
はじまりは単に、板前、庭師、と
腕のいいふたりの普通のお話かと思って
読んでいたのですが
庭師の明が単に庭の手入れをするだけでなく
「庭の怪(にわのけ)」と呼ばれる
庭に潜むもののけ?的なものを退治して
清浄な庭に整えるという能力があり・・・
というちょっとしたファンタジー設定。
キラキラで派手な絵柄ではありませんが
スッキリとした描線、巧みなトーン使いで
美しい庭や料理が表現されており
庭の怪退治の様子も大変面白く読めました。
梅の精と白虎がめちゃくちゃ可愛かったー♪
なんとも独特な空気感が癖になる作品です。
週末ごとに家飲みしているくらいに
仲の良いトオルと明ですが
現在はあくまで親しい友だちとして、な関係。
実は板前のトオルが
庭師の明に片思いをしているのですが
トオルの気持ちに明は気づいているのか
明も実はトオルに恋愛感情を抱いているのか?
その辺はまだはっきりしていません。
という恋愛要素はあるものの
この物語の主軸ではない程度。
(今後どう展開していくのかはわかりませんが)
トオルの背中には
大きな傷(やけど?)の痕があり
どうやら過去にトオルと明には
なにか因縁があるらしい・・・
と示唆されたところまでが第1巻。
うっっっっそ?!?!
最後にそんな爆弾落としておいて
ここで終わり?!
続きはいつ出ますか?!
奥付を確認したら
この1巻は2019年9月の発売。
もうすでに3年半も経ってる・・・
巻末に2巻の宣伝は載っているけど
ほんとに2巻は出るんですか。
こんなに魅力的な物語世界に引き込んでおいて
ここでお預けなんてっ(ノД`)・゜・。ウワ-ン
でもとても面白かったから、いいんです。
きっと続きを出していただけると信じて
待ちたいと思います。
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タグ:中野シズカ
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