BL「萬遊記ー斑月短編集ー」感想 [斑月(マダラヅキ)]
2021-06-10更新
斑月さん作のBLコミック「萬遊記ー斑月短編集ー」の感想です。
(出版社:MUGENUP fujossyコミック)
2021.1.30発売
「密書でござる!」が大変面白かった斑月さん。
短編集が6/6まで値引き中だったので
さっそく購入してみました。
★密書でござる!の感想はコチラ★
表紙↑にありますが
「鬼才」「ド肝を抜かれる」の煽り文句に
「たしかに・・・」とうならされました(笑
・雷考(いかずちこう)ー雷について考えるー
・仕立て屋
・俺の兄貴は俺のもの 兄貴の全部俺のもの
の3編が収められている短編集です。
全体のページ数も100ページ以下で少ないので
普通の単行本よりはお安いです。
「雷考」
二人のタイプの違う雷神様が
お空の上で大暴れ(えちち)。
おかげで地上は
ゴロゴロしたり、ピカピカしたり
落雷したりと大荒れなお天気に。
いやはや、なんとも斬新なえろシーン(笑
えろといっても、いわゆる本番ではなくて
角をこすりつけたり、なめあったりって感じの
独特な世界観でした。
なんか途中、
私は何を見せられてるんだ?!って
ちょっと思いましたけど(笑
なかなか面白かったです。
ここでも雷神のお一人がまあまあ毛深いです。
体毛苦手な方はご注意を~。
「仕立て屋」
仕立て屋が、客の採寸をしながら
えちちな方向へ流れていく、
BLでは定番のヤツです(笑
おtkb責めのみ。
「俺の兄貴は俺のもの
兄貴の全部俺のもの」
舎弟αと若頭Ωのオメガバース。
αがいわゆるαっぽくなくて
ちょっとおバカなヤンキーみたいな感じなのが
面白かったです。
そして受けの色気がすごかったっっ!
いや~いいもん見た(笑
ド肝を抜かれるのは、最初の「雷考」だけで
他の2編は、まあまあ普通な感じでした。
絵柄も少々独特なので
好き嫌いはあるかもしれませんが
色気があって、私は結構好きです。
体毛は・・・・・・・・・・萌えがないので
とくに好みではないですけど(笑
斑月さん、次作が出たら必ず購入したいです!
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タグ:斑月
BL「密書でござる!」感想 [斑月(マダラヅキ)]
2021-06-03更新
斑月さん作のBLコミック「密書でござる!」の感想です。
(出版社:MUGENUP エクレアコミック)
2021.5.22発売の新刊。
斑月さんのデビューコミックです。
お江戸BL、忍び、セクシーな表紙絵、
つい気になって試し読みしたら
なんだかめちゃくちゃ面白そう!ということで
購入したのですが・・・
これが、予想以上に面白かったです!!
「ニヤニヤ」「ぐふふふ」「ぎゃははは!」
ってめちゃくちゃ笑わせていただきました。
やだーーーーー!なんて面白いの!!!
作品紹介にもありますが
家老x隠密x若殿の新感覚「三角関係(?)」の
お江戸BLです。
家老に仕える忍びの沼助は
若殿への密書を承る際に
家老から≪抱擁≫され「これも しかと伝えよ」
と仰せつかってしまう…
家老と若殿の情事を、
忍びの沼助を介して行うという、
斬新なBLです(笑
沼助さん、見た目も渋くいぶし銀で、
しごく真面目な仕事人なので
家老と若殿の間で交わされる
ずいぶんとえっちなやり取りも
「重要な暗号に違いない」と真面目に
(身体を使って)伝えてゆくのですが
どうにも解せず「は?」「いいんだよな?」
って戸惑う様子がとにかく面白かったです。
どんどんエスカレートする行為にも
従順に任務遂行する沼助ですが
時には家老や若殿から理不尽な要求をされたりして
もう面白いやら、愛しいやら、哀れでかわいいやら
終始ニヤニヤしっぱなしの私でした( *´艸`)ウヒヒ
あ、これから読む方に一つご注意なのですが
表紙のせくしーな忍びさんは
大変美しい裸体を披露されていますが
中で活躍している沼助さんは
体毛が大変濃い方です。
濃いめ、じゃなくて、”大変”濃いです(笑
体毛が苦手な方にはちょっと辛いかも?
私も最初は「うおっ?!」と思いましたが
すぐに見慣れちゃいました(^m^
体毛+ひげの渋い忍び稼業のオジサマが
無茶な要求をする主人に振り回されて
オタオタするそのギャップが
もうたまらんかったです。
本作には「白椿」という50P超のお話も
収録されています。
こちらは正統派お江戸BLといった雰囲気。
義賊の喜久蔵と町役人 九兵衛のロミジュリ愛。
ファンタジー要素もあり
ちゃんとハピエンの美しいお話でした。
雰囲気の違う2編、大変面白かったです!
斑月さん、今後の作品も注目しようと思います。
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