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BL「道頓堀フライングジーザス」シリーズ感想 [櫻川なろ(サクラガワ ナロ)]

2023-01-27更新
櫻川なろさん作のBLコミック
「道頓堀フライングジーザス」
「道頓堀フライングジーザス リバース」の感想です。
doutonbori1.jpg doutonbori2.jpg
1冊目 2018.8月発売
2冊目 2022.6月発売
(出版社:竹書房 バンブーコミックスQpaコレクション)
(購入:コミックシーモア)

購入記事で感想書きたいなどと言ったくせに
すっかり放置しておりましたが
ようやく書こうと思います。

BL界広しと言えども
見た目から中身から
なにからなにまでここまで正反対なCPも
なかなかいなそうな凸凹CPのお話です。

両親を亡くしてから
姉弟や姪っ子総勢6人の生活を支えつつも
金髪ウルフカットにピアスガッツリ
過去には数多のヤリチン伝説を残している
見た目からしていかにも元ヤンな大和(23)
  ✕
人見知り・華がない・どんくさい、と
モテない要素が三拍子そろった
高学歴地味理系男子 北斗(25)(ゲイ)

望まぬ大阪転勤でストレスMAXの北斗が
酔った勢いのまま、衝動的に
道頓堀に身投げしようとしていたところを
偶然通りかかった大和に救われ、
そのまま身体の関係まで持ってしまうという
ある意味BLお約束(?)の馴れ初め。

ですが、
せっすす前の大和のセリフで
私は一気に持っていかれました。

「せやから オレが あんたに インサート?」
(その卑猥な手つき、やめえ!www)

いやもうこんなに印象的なセリフ
そうそうないと思います(笑

あからさまなヤンキーな外見も
↑のセリフも、なんというか
軽薄、ヤリチン、チャラさ全開なんですが
北斗の愚痴をちゃんと聞いてあげてたり
家族を大切にしていたり
ヤンキー丸出しなのに
全く憎めない愛嬌のあるキャラの大和と

実はハイスペックなのに
自分に自信が全くない弱気泣き虫な北斗。

ふたりのキャラ立ちがしっかりしていて
とても魅力的。
大和やその家族のしゃべる大阪弁も心地よく
ポンポンとかわされる会話に
おろおろする北斗がまたカワイイ♡

1巻は、身体の関係から始まった二人が
お互いの過去の恋人や想い人との
あれこれのトラブルも乗り越えて
心もちゃんと結ばれた恋人同士になるまで。

2巻は、冒頭こそ
大和の家族との関係も良好で
順調にらぶらぶ恋人生活を送るふたりが
見られますが、
北斗に東京へ転勤する辞令が出て
遠距離恋愛になってしまいます。

物理的な距離が出来たことで
北斗のネガティブ志向がむくむく・・・

ノンケの大和を、このまま
ゲイの自分に縛り付けていていいのか・・・
なんて悩みだして
くぅ~~~~~~キタキタ!
攻めから離れようとする受け、の展開!

いつも余裕たっぷりな大和の
今まで見られなかった辛そうな表情に
どかーーーーーーーん!ヾ(≧▽≦)ノ
もうこういう展開大好きなのよおお!!

切なくてめちゃんこキュンキュンでした。
はあ~~楽しかった(ヒドイ(笑

もちろん、ちゃんと元に戻るから
安心して読めてるんですけどねw

めそめそ泣き虫だけど
頭が良くて芯はしっかりしている北斗。
かわいいだけじゃなくて
ここぞというときは
ちゃんとかっこいいとこも好きです。

そしてヤマトは見た目を裏切らない
野獣なとこも良きw

何もかもが凸凹のふたりだけど
その凸凹がピタッと合わさるという相性の良さ。
いつまでも見ていたい~!

大和の家族のノリも大好きだし
大和の弟たちや姪っ子ちゃんの成長も
まだまだ見守りたい…♡
また続編が読めるといいな。

2冊とも200ページを軽く超えるボリュームで
(特に2巻は300ページ近い)
読み応えたっぷりです。
コミックシーモアでは1/31まで
1巻が30%OFFになってます♪
関西弁の明るいノリも楽しくて
とてもお薦めです!

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