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BL「蛍日艶夜(上)」感想 [amase(アマセ)]

2023-09-06更新
amaseさん作のBLコミック
「蛍火艶夜(上)」の感想です。
hotarubi1.jpg
2023.8.8発売
(新潮社 バンチコミックス)
(購入:コミックシーモア)

「ここは今から倫理です。」「ALL OUT !!」
などで知られる雨瀬シオリが
amase名義で綴る初BL。

SNSの宣伝でよく流れているので
目にしたことがある方も多いと思います。

特攻隊xBLです。

過去の戦争による悲劇を
えろ特化(と思われがち)なBLにするなんて、と
嫌悪感を持ったり、不謹慎だと思う方も
いらっしゃるかもしれませんが
違うんです。
この作品はそういうのじゃない。

死を目前にした不安と恐怖の中
懸命に生にしがみつき
そして散っていった若き命に敬意を表しつつ
彼らのリアルな感情を描いている作品だと
私は思いました。

だって、20歳前後の若い男子たちにとって
生と性は切り離せないものでしょう?
「このえり巻 先に特攻で逝った人から貰ったんです」
時は第二次世界大戦末期。
苛烈な争いのなか、國の為、自らの命を武器に闘うべく募られた特別部隊。“神風特別攻撃隊”   
焦燥、憧憬、苦慮、希望、そして慕情・・・

生命の灯が揺らぐ日常で、魂をぶつけあう漢たちの秘められた夜6編に加え、特別描き下ろしを1編収録。
濃厚な筆致と人物描写で描きあげるオムニバスストーリー、劣情の上巻。
作品内容より抜粋
新聞社のカメラマン 淀野と
     田中志津摩 一飛曹

橋内和中尉と塚本太郎整備兵

八木正蔵中尉と田中志津摩二飛曹

3つのCP(と言っていいかどうか?)が出てくる
オムニバスストーリー。

えろ描写はがっちりありますので
その点で誰にでもお薦めはできないのですが
えろ耐性がある方なら
ぜひとも読んでいただきたいです。

コミックシーモアでは9/8まで
単話の第1話が無料で読めますので
ご興味ある方はぜひ!⇒コチラです

志津摩くんのあどけなく明るい笑顔が
かわいくて痛ましくて涙が出そうになります。

2CP目の橋内中尉が人柄もよく、
色気もあって好きでした。

八木中尉は~~ちょっとクズなので…
好きにはなれないけど
彼のその後の悲哀の大きさを考えると
なんとも・・・・・・・・・・・

あとがきに「If・・・」で
登場人物が皆生きたまま終戦を迎えたら・・・
というのが描かれていたのですが
ちょっとコミカルでほっこり笑えました。
そんな未来があったらよかったのに
(ノД`)・゜・。

だから戦争なんかしちゃダメなんだよ。
なんでそれがわからない人が
この時代になってもいるんだろうなぁ。

と、話の内容には何も触れず
いつも通りのぼんやりした感想になりましたが
230P越えで読みごたえもたっぷり。
超絶おススメです。

下巻が出たら必ず買います。
どんな物語を見せていただけるのか
とても楽しみです。

今回はいつもよりちょっと
真面目だったかもしれないので
え~~~~BL愛好家として
しょーもないことも書いておきますが、
ふんどし萌えの方、ええもん見れますよw
痛いのがお好きな方にもいいかも。
あとR18版があります。お値段倍ですが。
私はこの作品には
そこまで求めていないんですが
通常版では白抜きで
正直よくわからんところもありましたので
そういうのが気になる方はR18版、いいかも。
修正具合は確認できていませんが…
もし買った方がいらっしゃいましたら
どうだったか教えてくださいw

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