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BL「好みじゃなかと1~2巻」感想 [見多ほむろ(ミタ ホムロ)]

2021-05-27更新
見多ほむろさん作のBLコミック
「好みじゃなかと」
「好みじゃなかと2nd」の感想です。
konomijanakato1,2.png
1巻 2015.11月発売 2巻 2018.2月発売
(出版社:徳間書店 Charaコミックス)

電子で持っていたのですが
重版出来記念に紙でも購入しました。
(購入記事はコチラ

せっかく買ったので
紙本読みながら、ドラマCDを聴いたら
やっっぱりいい話だなーとつくづく思いまして。

以前「大好き!お仕事BL その1」という記事
本作の感想をさらっと書いたのですが
紙本購入記念に
単独の感想記事を上げ直すことにしました。

以下に以前書いた感想(一部改訂)を貼ります。
~~~~~~~~~~~~~~~
お仕事BL代表、
見多ほむろ先生の「好みじゃなかと」
方言BLとしてもおすすめのお話です。

父親が倒れたのをきっかけに
実家(福岡)の工場を手伝うことになった
幸典(東京在住のSE)
 と
工場長の槇

物語早々に
二人ともゲイだということがわかり
身体の関係を持とうとする槇に対して
過去のトラウマの関係で
「好みじゃない」という理由を告げて拒否る幸典。

気まずい状態になってしまうも
仕事で顔を合わせなければならず、
仕事にも慣れず、
どうせ父親のいない間だけだと
あきらめる幸典に
活を入れる槇。
仕事上のあるトラブルがきっかけで
徐々に工場の従業員たちともなじんでいき
槇との関係も進展していきます。

一見強面の槇が意外に恋愛体質で
好きな人の前では
あまーく博多弁でささやくのがたまりませんのです。

そしてお仕事BLならでは。
溶接工場のお話なので、
私が聞いたこともないような専門用語が
ポンポン出てくるところも面白いです。

ドラマCDも出ていますが、
槇さんが完全に槇さんで
素晴らしい出来になっています。
(ドラマCDの感想はコチラ)。

いろいろな仕事上のトラブルを
力を合わせて乗り越え、
より絆を深めていく過程が
お仕事BLの醍醐味の一つかなと思います。

そしてもう一つは、彼らの昼と夜の顔のギャップ。
昼間はきっちり着こなしているスーツや作業着が
夜は、ねぇ…でっへっへっへ(ジュルリ
(槇さんの腹筋サイコーー!ヽ(≧▽≦)ノ

まあこれはどのBLにも
共通するものだとは思うのですが
お仕事部分がきっちり描かれているほど
よりギャップが出て良きなのではないかと思われますよ。

~~2019.7.25更新
「大好き!お仕事BL その1」より(一部改訂)~~

↑約2年前に書いた記事ですが
「好みじゃなかと」は、今でも私の中では
お仕事BLの代表なのは変わりありません。

ライトなお仕事BLはよくありますが
「好みじゃなかと」みたいに
がっつりお仕事が絡んできて
しかもめっちゃ面白い!っていうBLって
意外と少ないんですよね…
な~んて、わたしなぞ
深すぎるBL沼のごくごく一部の作品しか
読んでいないわけで
ただ単に知らないだけで
実はたくさんあるのかな、とも思いますが。

DKも、DDもよきものですが
オトナにも読み応えのある
良質なお仕事BLも
どんどん探求してまいりたいと思います!

・・・お仕事BLの記事、
その2、その3と書く気満々でいたからこそ
「その1」ってタイトルにつけたのに、
結局書いてないわ・・・さすが、私(^▽^;)

あ、あと上記しましたが
ドラマCD、ほんとにいいので!
お話が気に入った方には
ぜひともお聞きいただきたい!
「スッポン」のとこ、
何度聞いても絶対笑っちゃうんだよなーw


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好みじゃなかと (キャラコミックス) [ 見多ほむろ ]
好みじゃなかと 2nd (CHARA コミックス) [ 見多ほむろ ]
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BL「いびつなボクらのカタチ(上)(下)」感想 [見多ほむろ(ミタ ホムロ)]

見多ほむろさん作のBLコミック
「いびつなボクらのカタチ(上)(下)」の感想です。
ibituna1.jpgibituna2.jpg
2020.10.24発売(シーモア先行配信)

こういう上下巻で一枚の絵になる表紙、いいですよね~。
でも私は上下巻合本版を買ってしまったので
電子の本棚では
上巻の表紙しか表示されないのです。
そこだけが残念であります…
でも合本版の特典で
この表紙絵がつながったツーショットVer.の
カラー絵が拝めるので
まあ、良いのですけども。

お話の内容ですが
表紙絵やタイトルから、
かなりせつない展開を想像していたのですが
そこまでではなく、
家族愛と、男性同士の恋愛とが絡み合った
とても心温まるお話で、大変良かったです!!

介護職員で、舞花を男手一つで育てている
   沢田伊吹(さわだいぶき)
 ✕
ピアノ教室のオーナーで
女手一つで育てられた阿部佑真(あべゆうま)

攻めの連れ子の舞花(まいか)ちゃんが
重要な役どころなのですが
この子がね、とってもいいのです。

BLに出てくるショタっ子大好きの私ですけど
たいていは健気で、かわいそうかわいい
”とってもいい子”ってパターンが多いのですが
(それが大好きなのだが)
この舞花ちゃんは
もちろん健気なとこもあるのですが
かなりのお転婆さんで
無鉄砲な行動に出ることもしばしば。
子どもらしからぬ言動をしたかと思えば
とんでもないワガママな行動もする
先が読めない、その点では
いかにも子どもらしい、いい子でした…

そして、もうひとりの重要人物、
佑真を女手一つで育てた母親が、またね
いいのですよ~。
強い、けど大らかで、かわいさも忘れない感じ。

若くして一人で子どもを育てる不安に
押しつぶされそうになっている伊吹の
とても心強い味方になっていて
ホッとする存在になっています。


舞花の父親、その子が通うピアノ教室の先生、
として出会った二人が
子どもを間に挟んで、徐々に、徐々に
気持ちが近づいていく様が
とにかく素敵で、切なくて、
キュンキュンしまくりでした!

攻めの伊吹のセリフで
  『生き辛くなるだけなのに
  怖いものが増えるだけなのに
 どうにもなれないってわかってるのに
   なんで好きになるんだろう』
っていうのがあるのですが
BLとしては王道の、切ないこの気持ちがね…
もうたまりませぬ。

今、いろんなタイプのBLがありますけど
基本、私は、この切なさを味わいたくて
BL読んでるのですよね。
で、この切なさを乗り越えて、
幸せになる二人を見たいのですよ。

そんな私には最高の作品でした。
うん、最高でした。
大事なので2回。

二人の想いが通じ合った時には
もう、もう!
浴衣に着替える口実で、しとやかに
えっちに誘う佑真センセの色気が~~~~!
おじさん受、さいこうだあ!

伊吹が伝説の(笑)
萎えないおtinの持ち主なんですけど
二人のらぶらぶ生活、
その辺の事情をもっと知りたかったなあ。

若き絶倫攻めとオジサマ受・・・
さいこうだよね。
おじさんのおちりと体力が心配だけどさ。

はあ~見多ほむろさん、やっぱりいいですなあ。
またまたこれからたくさんリピしそうな作品に出会えて、幸せです[るんるん]

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