BL「スモークブルーの雨のち晴れ①」感想

2022-06-25更新

波真田かもめさん作のBLコミック
「スモークブルーの雨のち晴れ①」の感想です。

2022.6.17発売の新刊
（出版社：KADOKAWA　
　　　　　フルールコミックス）
（購入：コミックシーモア）

波真田かもめ先生の新刊は
大人の恋愛もの。
もうすんごい好みで最高に面白かったです！

製薬会社のMRとして
同期でライバルだった過去がある

久慈 静(現 翻訳業)(38)(表紙絵右)
　ｘ
吾妻 朔太郎(現 無職)(38)(同左)

お互い製薬会社をやめ
その後は交流もなかった二人が
ひょんなことから再会して
関係が変わっていくお話です。

カバー折り返しにある波真田先生のコメント

「『BL』作品なので
　ラブはもちろんですが
　性愛とは少し違う『ラブ』や
　『ライフ』についても
　描けていけたらいいなと思っています」

とあるように
MRとして優秀だったふたりが
仕事を辞めた理由や
家族との関係、もちろん恋愛関係も、と
いろいろな『Ｌ』が詰まったお話でした。

見た目が良くて、仕事もできて
他人がうらやむような
人生イージーモードに見える人でも
実際は苦悩したり、立ち止まったり
人生いろいろあるよね・・・

という感じで
しっとり落ち着いた
ちょっとオトナなあなたに
おすすめしたい作品です。

えっちなシーンももちろんあるのですが
それですら詩的で叙情的で
とにかく美しい

波真田かもめ先生ならではの
美しい言葉選びが
遺憾なく発揮されていて
そんなところでもウットリさせていただきました。

でもね、けっして気取った感じはしないのですよ。
吾妻はかわいらしいキャラだし
クスッと笑えるところもあったりして
作品の雰囲気は明るいです。
波真田先生、こういう感じほんとお上手だし
そんなとこが大好きなんですよね。

恋愛的には、まだこれからな二人なので
続きがめちゃくちゃ楽しみです！

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タグ：波真田かもめ