BL単話「Dr.ポンコツのつたわらない愛情1～2話」感想

2022-01-30更新

未散ソノオさん作のBLコミック(単話)
「Dr.ポンコツのつたわらない愛情１～２話」
の感想です。

第１話 2021.12.25配信
第２話 2022.1.29配信(シーモア先行配信)
（出版社：コンパス　コンパスコミックス）
（購入：コミックシーモア）

１～２話ともに、現在コミックシーモアのみ
配信のようです。

Dr.ポンコツこと芥川先生が
もういかにも未散ソノオ先生にしか描けない
キャラで、最高の出だしになっています。

人の心がない、ゆえに外来に出してもらえず
手術以外はポンコツ、と言われている
手術執刀専門の産婦人科医　芥川先生
と
芥川先生の甥っ子 剣人 が通う塾の講師　
　　　　　　　　　　　　　八木先生

このふたりが恋仲になる(たぶん)お話です。

芥川先生、人の心がない、というより
人の心(思い)を慮れない、ゆえに
言動がずれてしまう(思いやりにかける)
…というのが正しいかな、と。

なのでサイコパスみたいな怖い方ではなく
なんでそういう反応になるかな？？っていう
カワイイ天然さん、みたいな感じです。
ただそういう人が主治医とか、身内にいたら
確かにちょっと困るかな(笑

そんな人が、両親を亡くした甥っ子を
引き取って育てているから、
その甥っ子くんはまあたいへんなわけです。
ただでさえ思春期(中２)で難しいお年頃。

芥川先生からの愛情を感じたことがなく
自分のことを邪魔ものだと思っている彼は
もう世話になりたくない、と
進路先に全寮制の高校を志望。

その件で、塾の三者面談が行われ、
そこで八木先生と知り合います。

芥川先生のあまりの
「人の心が理解できない様」が
心配になった八木先生が
芥川先生相手に
「人の心セミナー」(個人指導)を
することになって…
というところまでが第１話です。

「人の心セミナー」と称して二人で会ううちに
”変な人”なはずなのに、とても素直だったり、
そうかと思うと思わぬ言動をする芥川先生に
ドキッとする八木先生(^m^

そして、自分のことをよく見て(考えて)くれる八木先生に、どんどん好意を持っていく芥川先生。

という感じで、第２話に入ってから
BがLする雰囲気が出てきました。

暖かい心根を持ちながらも
だいぶズレてる芥川先生と、
常識人の八木先生の会話劇が
面白くて、そして意外と深くて、
とても面白いです。

思春期の剣人の存在が
ピリッといいアクセントになっていて
この３人の関係がこれからどうなっていくのか
二人の”先生”がどんならぶ展開になるのか？！
続きがたいへん楽しみです！

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タグ：未散ソノオ