BL「ロスタイムに餞を」感想

2022-09-18更新

ココミさん作のBLコミック
「ロスタイムに餞を」の感想です。

2022.9.8発売の新刊
（出版社：海王社　GUSH COMICS）
（購入：コミックシーモア）

ココミさんの久しぶりの新作かな？
めちゃくちゃ良かったので
頼む、みんな読んでくれ・・・！！！

絆され系の世話焼き美容師
　　　　　　　成瀬 尽(なるせ つくし)
　ｘ
奔放マイペースな小説家
　　　　　　　早坂 桐生(はやさか とうい)

同棲して４年のCPが
別れるところから始まるお話です。

一緒に過ごしているうちに
少しずつ積み重なっていった相手への不満が
ある一瞬であふれて
尽の方から別れを切り出したものの
結局未練たらたらの尽と、
去る者は追わない主義のはずの桐生が
けっこう強引に尽にのっかったり、と

お互い相手のことが大好きなのに
相手への思いを上手に伝えられない
不器用な二人のモダモダがもうたまらん！

別れから始まるってことで
夜明けの腐女子の私には
物語冒頭から心臓ギュンギュンの展開。

離れてみて、ようやく
自分にとって相手がいかに大事だったのかを
二人ともに思い知るとことか
まあ王道といいますか
特に何か大きな、あるいは
変わったことが起こるような
お話ではないのですが
ふたりの心理描写がとにかく巧みで
私はひたすら心臓ギュン＋泣きながら
読みました・・・

以前の記事にも書いたんですけど
ココミさん、ほんと天才だと思います。
お話の展開の仕方がうまく
表情からも気持ちがよく伝わってくるので
わかりやすくて感情移入がしやすいんです。

タイトルもね
読み終わった後にじんわり沁みてくる
私の大好きなパターンでした。
タイトル、そういうことか！って
読み終わってから気づいて
「そこ」をじっくり味わいたくて
また最初から読みなおしちゃった。

あと腐女子の皆さまに朗報(？)なんですけど
本作、ココミさん史上
一番えろが多いです(たぶん)
しかも
白抜きじゃなく白短冊が乗るタイプなので
そこそこお見えになってます。ワオ！

最後に変なテンションになってしまった

帯の煽り文句にある「珠玉のBL」が
まさに！な素晴らしい作品ですので
たくさんの方に読んでいただきたいです。

コミックシーモアでは9/21まで
立ち読み増量中です(40P近く読めます)
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タグ：ココミ