BL「カム トゥ ハンド①②」感想

2023-08-14更新

世さん作のBLコミック
「カム トゥ ハンド①②」の感想です。
　
１巻　2020.10月発売
２巻　2023.8.9発売の最新巻
（リイド社　SPコミックス mimosa）
（購入：コミックシーモア）

過労がたたり雪道で倒れてしまった高校教諭の美晴を助けてくれたのは、タトゥースタジオの店長・嵐だった。
後日改めてお礼を伝えに店へ行くと、嵐は仕事で多忙な美晴のことを優しく気遣ってくれた。
同い年ということもあり少しずつ仲良くなる中で嵐に惹かれていく美晴。だけど同時に、小さな違和感を抱いて──

１巻作品内容より抜粋

タトゥースタジオ店長の嵐
　✕
高校の音楽教諭の美晴

職業も見た目もあまりにも縁遠そうな二人が
ゆっくりゆっくり関係を深めていく様子を
優しくあたたかい世界観で描かれる本作。

世さんの丁寧で繊細でありながら
スッキリとしたタッチの絵柄ともあいまり
安心してとても癒される優しいお話になっています。

背が高く、タトゥーがあちこちに入っていて
見た目コワそうな嵐ですが
中身は全くそんなことはなく
とってもジェントル！

そして小柄でかわいらしい見た目の美晴は
その見た目通りな人柄で
笑顔を絶やさず、いつも丁寧な言葉使いで
生徒たちにも慕われていて
上品な雰囲気がとても良い！

美晴が倒れていたところを嵐が助けるという
運命的な出会いをした二人。
最初こそ会う理由を作っていたのが
やがて理由がなくても会う関係に
なっていく様子が尊いのです・・・♡
お互いに好意を持っている二人が
恋人になるまでの探り探り
ちょっとずつ近づいていくやり取りって
タマランよね。はあ～キュンが止まらないw

ただ、嵐さんが積極的なのもあって
そんなにモダモダせず案外お早めに
CP成立しますので
恋人になってからの様子をたっぷり読めます！

でもえろえろしい展開にはならないので
濃厚なヤツを期待している方には
まったく向かないでございます(笑

かわりに(？)
オトナ同士ではあるものの初々しい
ふたりのカワイイやり取りを楽しめます。

ほかにも、美晴の学校での様子や、
嵐のタトゥーに関することなど
お仕事描写も多少ありますので
ごく軽いですがお仕事BLっぽい部分もあり。

お互いの友人と仲良くしている様子などに
嫉妬するシーンはあるものの
切なくなるような辛い展開はないし
ふたりの周囲の人たちも
ホントいい人しか出てこないので
最後まで安心して読めました。

１巻の巻末には、小説家と駆けだし俳優の
短編も収録されています。
こちらもとても優しく穏やかなお話です(えろなし)。
２巻は１冊すべて嵐ｘ美晴CPです。

今回はなるべくネタバレなしで、と思ったので
なんかぼんやりした感想ですが(え、いつも?!
キュンをタップリ味わいつつ
ほっこりあたたかい読後感が欲しい方に
ぜひともおススメです！
でもえろえろいのが読みたい気分の時には
向いてません！(笑

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タグ：世