BL小説「ALASKA」感想 [キム・フィールディング]
2023-09-07更新
キム・フィールディングさん作のBL小説「ALASKA」の感想です。
2021.4月発売
(新書館 モノクローム・ロマンス文庫)
(購入:コミックシーモア)
わたくし初の海外BL小説でございます。
いまはもう閉鎖されてしまった
某BL感想ブログで紹介されていて
いつか読みたいな、と思って
購入候補に入れたのではないかと思うのですが
そのあたりの記憶が全く定かではなくて
どんな紹介をされていたかもわからず・・・
短編でしたのでサクッと読んだのですが
これがまあ重かった(笑
家庭環境に恵まれず
辛い思いをしているスコットとマルコの
クリスマスの日を5年おき
12~32歳になるまでの20年間が描かれています。
ふたりの境遇がつらすぎて
年月が経ってもそれがなかなか解消されず
苦しくて苦しくて
読みながらもうず~~~っと
はあ~~~辛い~~~まだ脱却できんのか~~
ってぼやきながら読んでいた私です(^▽^;)
お互い好きあっていて
その存在を必要としているのに
一緒にいることが許されない環境。
それでも心の奥底ではずっと
お互いの存在を支えに生きている
ふたりの様子が切なすぎて…
いつになったら、一体いつになったら
ふたりは幸せになれるのよぅ!(ギリギリ
それだけにラストのラストに突然訪れる展開に
大きな幸せをいただきました。
46Pという短編ですが読み応えがすごかった。
いつもなら、
この後のらぶらぶな二人を見せてくれよぉ!
って言うところなんですが
この作品はここまででいいのかもしれない。
クリスマスの頃にまた読み返すと思います。
暑いさなかに読むよりも
寒い時期に読んだ方がより心に沁みる気がします。
とても良かったです。
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タグ:キム・フィールディング
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