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BL小説「ストレイ・リング」感想 [水壬楓子(ミナミ フウコ)]

2021-10-13更新
水壬楓子さん作のBL小説
「ストレイ・リング」の感想です。
StrayRing.jpg
2018.9月発売
(出版社:海王社 ガッシュ文庫)

↑表紙絵を見て、こりゃ3Pか!(ワクワク
と思ってしまった早とちりな私。
老眼にもほどがあるぞw

2004年に発売された「ストレイ・リング(「ストレイ・リング」「ラブ・アフェア」収録)」に
書き下ろし「朝寝の楽しみ」を加えた文庫版です。

本作は同作者の「晴れ男の憂鬱 雨男の悦楽」のスピンオフになりますが
そちらが未読でも、問題なく楽しめました。

スパダリ、年上オジサマ攻め、年の差CP、
攻めの手のひらでコロコロされちゃう受け、
な~んて感じがお好きな方なら
外れない作品ではないでしょうか!

水壬楓子さん、初読み作家さんですが
オジサマがお得意なのかなぁ??

妻とは別居中(一人娘あり)の右城 操(43)
 ✕
ゲイの藤近 徹(30)

同じ会社の社員で、愛人関係の二人のお話です。

仕事上ではほぼ接点のない二人が
社外で偶然出会ったことから
飲み友達になり、
やがて体の関係を持つようになって4年。
妻も子供もいる右城に、
突然捨てられるくらいなら
自分から関係を断とう、と
藤近から別れを切り出して・・・

というところから始まるお話。

右城のオジサマがとにかくフェロモンたっぷり
余裕もたっぷり。
ちょっと意地悪(S)なところもあるけれど
愛情もたっぷりのすんばらしいスパダリ攻めです。
そんなオジサマの掌の上で
藤近が、一人ジタバタしている感じが
せつなくも、かわいらしくもあり。

2004年の作品のためか
右城が40代にしては、ちょっと(いやかなり)
言動が落ち着きすぎな感がありますが
まあ、43とも思えぬ絶倫ぶりも発揮するので
帳尻はあってるかな?(なんじゃそれ笑

とにかく濃厚なオジサマでした。

藤近も、線の細いタイプでもなく
十分男らしい受けなのですが
右城の前では、全然若造でしたね。

なんだかんだ言って
お互いにメロメロになっている二人で
とても美味しかったです[るんるん]

書き下ろし「朝寝の楽しみ」には
スピン元のキャラもちょろっと出てきたり
右城の甥っ子に引っ掻き回されて
キィーキィーとブチ切れる藤近が見られたり
で、とても楽しく読めました。

文庫版はまだ電子化されてないみたい…
書き下ろし、すごく楽しいので
収録された文庫版、電子化されるといいなぁ。


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