BL「外村探偵社の招かれざる客」感想

2022-02-09更新

草間さかえさん作のBLコミック
「外村探偵社の招かれざる客」の感想です。

2022.1.24発売の新刊
（出版社：幻冬舎コミックス
　　バーズコミックス リンクスコレクション）
（購入：コミックシーモア）

カバー折り返しの草間先生のコメント
「顔のいい浮き草みたいなヒモの神子と、
　お人好しで責任感は強いけど
　下半身はそこそこフリーダムな
　ゲイの探偵・松田の
　軒を貸して母屋を乗っ取られる話です」

まさに、まさに、↑この通りでした。
面白かったっ！ヾ(≧▽≦)ﾉ

まず思ったのが、
草間作品にしてはえろが多い！ってこと。
なにかっちゃーいたす流れになるので
こ、こんなに見せていただいちゃって
・・・・ほんとにいいんですかい親分？
って気持ちになりましたｗ

最初の２ページで受けの松田が
下半身フリーダムで怒りんぼなのがわかる
秀逸な出だし。

街の小さな探偵社の副所長 松田が
舞い込んでくるいろいろな依頼を
ひょんなことから探偵社に転がり込んできた
元同級生の神子と一緒に
解決していきます。

探偵の松田が不幸体質と言いますか
神子含めダメンズばかりにひっかかって
ひどい目に会いつつも
情に厚いというか、責任感が強いというか
プリプリと怒りながらも、気にかけて
心を砕いているところがいいなぁ、と。

まあそんなんだから、ダメンズに
つけこまれちゃうのかもしれないですけど(笑
あと仕事が最悪の時の方がえろいって設定も
おいしすぎる。最高の受けじゃん？！

見た目はいいけどヒモ体質で、
定職にもつかず他人に寄生して
生活している神子は
まったく私好みじゃない攻めだけど
松田と一緒に暮らすうちに
松田の他人に優しく誠実な生き方に触れて
ちょっとはまともになってきたかな？
まあ図々しいのはそのままだけどね…(笑

情に厚いけど怒りんぼで素直じゃない受と
飄々として厚かましいけど、寂しんぼな攻の
でこぼこバディ探偵もの。

これ、続きがすんごく読みたいです！
描いていただきたいなぁ。

ところで、結局、
探偵社の所長(外村さん？？)は
どこにいるんでしょうか？
姿どころか、所長の存在に触れるシーンすらないから、かえって気になるわぁ。

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タグ：草間さかえ