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BL小説「嫌よ嫌よも好きのうち?」感想 [月村奎 (ツキムラ ケイ)]

2022-01-22更新
月村奎さん作のBL小説
「嫌よ嫌よも好きのうち?」の感想です。
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初版発行2012.11月(電子配信2017.10月)
(出版社:新書館 ディアプラス文庫)
(購入:コミックシーモア)

貧しいながらも手仕事が大好きな
クラフト作家の裕貴(ゆうき)
 と
裕貴の幼なじみで弁護士の大介(だいすけ)

小1から20年来の幼なじみで同級生(27歳)の
二人のお話です。

生い立ちも見た目も性格も真逆。

周囲からは親友認定されているけれど、
大介は裕貴に会うたび小言を言ったり、
小馬鹿にしたり、時には叩いたり。

なので、裕貴は大介のことが苦手なのだけど
ある日突然、格安家賃で住んでいた借家の建て替えが決まり、引っ越し費用さえ捻出が難しい裕貴は、やむなく大介の部屋で同居することに…

そこから徐々に
二人の関係が変わっていくのですが。

なにかと裕貴にちょっかいを出す大介の態度は
読者から見れば、”好きな子をいじめちゃう小学生男子”感丸出し(笑

好きならもっと素直に表現すればいいのに、
いい大人がそこまでするかな?ってくらいに
裕貴に暴言をはきまくるので
私的にはあんまり好きな攻めじゃないの…
けれど、裕貴が案外のほほ~んと
受け流すのが上手なとこが良かったです。

っていうか、裕貴もだいぶにぶちんなのよ。
自分の気持ちにも鈍いし、
からかわれ慣れ過ぎて?なのか、
大介のアピールにも全っ然気づかず。
大介は大介で、変な勘違いもあったりして
すれ違いまくる二人の会話が面白い!

なかなか素直になれない二人が
お互いの誤解を解きつつ、
徐々に想いが通じていくシーンは
キュンキュンしまくりでした~♪

途中、裕貴が大介の部屋から出ていく資金を
貯めるためにバイトを始めたことから
心の底から大好きだったクラフトの仕事に
時間をかけられなくなり、
生き生きと輝いていた裕貴が
どんどん生気を失っていくさまが
痛々しくて辛かったけど、
そこから一気に両想いになる時の快感( *´艸`)

カタルシス、というの?
月村先生は、そこがうまいなぁ、と
いつも思うよね…

裕貴のことが大好きなくせに、
大介は最後まで口が悪くて俺様で
たまーにしかデレないツンデレだったけど
まるで反対のノンビリした裕貴と
とってもいい組み合わせでした。

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嫌よ嫌よも好きのうち?【電子書籍】[ 月村奎 ]


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