BL小説「初恋大パニック」感想

2021-10-29更新

月村奎さん作のBL小説
「初恋大パニック」の感想です。

2016.6月発売
（出版社：大洋図書　SHY NOVELS）
（購入：コミックシーモア）

昨年の３月に購入したまま
１年半にわたって積んでいた月村作品を
ここでようやく読みました。

作品紹介や、チラ見したレビューなどから
月村奎さんの十八番で、私も大大大好きな
包容力攻めｘ健気受け「ではない」ことが
うかがえたので
なんとなく積んでたのです…

なんですぐ読まなかったんや、私！
（いつも言ってる…）

たしかに十八番のCPとはちょっと違うのですが
すんごく良かった・・・！！！
(包容力はない)年下ワンコ攻め
　✕
仕事ができる年上美人受け
というCPです。

秋平しろさんのイラストも良くって♡
巻末にマンガ(２P)もあるんです！
しかもすごくかわいいんですっ(身悶え

もっと早く読めばよかったよぅ・・・

人気新人作家　藤原壮介
　✕
敏腕編集　小宮山旭(ゲイ)

見た目も家柄にも恵まれていながら
引きこもりでコミュ障で、
その鬱憤をぶつけたかのような処女小説が
賞を取り、一躍人気作家になった壮介は、
自分に自信がない自虐のカタマリ。

一方、
敏腕編集として周囲からの評価も高い旭は、
実は、過去に小説家を目指していたものの
才能のなさに断念した過去があり
見た目や家柄どころか
文才にも恵まれている壮介が
腹の底では疎ましいほどにムカついていて。

そりも合わず、話もかみ合わない、
こんな二人が恋仲になるのかな？？？
という始まりなのですが

交互に視点が変わりながらお話が進むので
二人の細かい心情がわかりやすく
どちらにも感情移入・共感できて
ちょっとずつ、でも本当はかなり初期から
お互いがお互いを気になっていいるのが
こちらにはバレバレで(笑

いや～～とっても楽しかったです。

何故「初恋大パニック」なのかは
ぜひ読んでいただくとして(笑

攻めも受けも
見た目とのギャップが最大の魅力かな。
中二病をこじらせまくっているような壮介が
旭に対してはかわいいワンコ攻めのようだし
仕事ができて、大人の余裕たっぷり、な旭が
実は・・・
って二人とも素がすごくかわゆいのです！

やはりギャップに弱い私でした(笑

作中に、モブCPが、
本屋の店頭で平積みされている壮介の本を見て
「興味あるけど1500円の価値あるのかなぁ」
と言うところがあって
それに対して旭がある行動をとった後、
壮介に対して
「読みさえすれば
　1500円なんて安いって思うにきまってる」
と言うのですが

ここを読んで、わたくし、いつも
「SHY NOVELSは定価が高いよな…」
と思っていたこと(そしてこのブログにもたびたび書いていたこと)を反省させられました(^^;;;

月村先生のお話を読めば
そのお値段、いやそれ以上の価値があることは
経験上、十分わかっているのにね・・・

なんて言いつつ、この本も
値引きとクーポン併用して、
ずいぶんお得に購入させていただいたので
申し訳ない。
先生にはちゃんと正規のお値段で
還元されているといいのですが。

さて、本作には続編というか
リンク作という感じの？？
「初恋アミューズメント」がありますので
そちらもさっそく読みたいと思います。
主役CPは壮介ｘ旭ではないみたいだけど
多分、この二人もチラチラ出てきそうなので
楽しみです。

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タグ：月村奎