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BL「副音声はうるさい十分に①②」感想 [英子(エイコ)]

2022-02-02更新
英子さん作のBLコミック
「副音声はうるさい十分に①②」の感想です。
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1巻 2021.3月発売
2巻 2022.1.29発売
(出版社:MUGENUP エクレアコミック)
(購入:コミックシーモア)

英子さん、初読み作家さんです。
ちょっと変わったタイトルが気になっていた本作。
「十分に」のところが
”じゅうぶんに”なのか、”10分に”なのか
どっち?って思っていたのですが
”じゅうぶん”の方でした。スッキリ(笑

そして”副音声”というのは、
いわゆるモノローグのことを指しています。

攻め受けともに副音声(心の声=モノローグ)が
めちゃくちゃにうるさくて、
笑えるやら切ないやら、
想像以上に面白かったです!!

同じ会社の上司と部下
野崎課長x西田くん

お互い好意を寄せているけれど
自分の想いで相手に迷惑をかけられない、と
二人ともに遠慮しているので
恋愛としてはなかなか進展しない
じれじれもだもだラブがたっぷり楽しめます。

とはいっても大人同士。
勢いでいわゆるセフレになってしまうので
えちちの回数は多めで1話1えろ状態。

このえちちが、切なくていいんですよ…
身体はつながっているけど
心はつながっていない、と思い込んでいる
二人の切ない表情と想いがたまらんのです。

二人の心の声が丸見えな読者からしたら
おいコラなんでそこでそんな変な方向に勘違い(思い込み)するんや!!!!
ってことばっかりで
思わず笑ってしまうシーンも多いのですけど、
あっ、そう思っちゃう(勘違い)のね・・・
と切なくキュ~~ンとなるところもたくさんで
そのバランスの良さ。

タイトル通り、
副音声(モノローグ)がうるさいほどに出てきて
時には、セリフ+副音声でコマが埋まって
登場人物が見えない状態になることもあり(笑
ですが、
副音声の枠の色が
野崎課長=ブルー、西田くん=ピンク、で
全ページ通して色分けされているので
混乱はまったくありません。

1,2巻ともにページ数は164ページなのに
お値段がわりとするのは
そこがカラーになっているせいかと思います。

私は特に西田くんの副音声がお気に入り。
まるで息をするかのように連発する「好き」、
句点の代わりのごとく語尾に「好き」がつく
西田くんがめちゃくちゃ愛しいです。

2巻でも、両想いにはなれておらず
二人とも相手への思いがつのりすぎていて
切なさがどんどん増していっている状態。

どうやら3巻では新キャラが投入されるようで
そのキャラが二人の間に何か変化をもたらしてくれるのかなぁ??

続きが激しく楽しみです!

2/13まで1巻が20%OFF&試読増量してます。
笑えるのに切ない二人のうるさい心の声、
ぜひ読んでみてください。
めちゃめちゃお薦めです!

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