BL「カットオーバー・クライテリア」感想

2022-02-05更新

大麦こあらさん作のBLコミック
「カットオーバー・クライテリア」の感想です。

2021.7月発売
（出版社：東京漫画社　NUUDE COMICS）
（購入：コミックシーモア）

大麦こあらさん、初読み作家さんです。
本作がデビュー作だそう。

可愛い絵柄だけど、しっかりお仕事BLしてて
なかなか面白かったです！

仕事のできる新卒男子　
　　　　萩原 仁(はぎわら じん)(21)
　✕
可愛い顔して辛口で仕事が抜群にできる上司
　　　　瀬戸 悠馬(せと はるま)(30)

同じ会社の上司と部下で、
SE同士の二人。

どこか冷めてるクールな美人受けと
一途な年下ワンコ攻めの年の差CP。
オイシかった！(^～^ﾓｸﾞﾓｸﾞ

上司 瀬戸の有能な仕事ぶりと見た目に一目惚れした萩原くんが、瀬戸さんにいきなり告白するところから始まるお話です。

部下(しかも男)からのいきなりの告白に、
恋愛対象としては見られないものの
有能な部下を恋愛沙汰ごときで
失いたくないという気持ちだったのに、
断ってもなかなかしぶとく(頑張って)
迫ってくる一途な部下の
意外とかわいい一面を知っていき
徐々にほだされ、惹かれていく様子は
定番の展開とはいえ
ニマニマが止まりませんでした(^m^

仕事だけでなく、恋愛関係(自分の気持ち)も
SE的な思考をしているところが
ちょっと変わっていて面白かったな。

お仕事の描写も結構しっかりあって、
作者さんはSE経験者なのかな？と思うほど
リアルな感じがしました。
(IT業界とか縁がないから
　本当にリアルなのかはわからないけどねw）

全く聞いたこともないような
専門的な用語もポンポン出てきますが
聞き慣れないものはたいてい欄外に
注釈を載せてくれているので無問題。

でもタイトルの「カットオーバー・クライテリア」についての説明はなんもなくて
結局読み終わった後に調べちゃったよ…

「カットオーバークライテリア」とは
情報システム開発などで、新しいシステムを実際の業務に導入する判断基準のこと。

・・・ですって。

部下、しかも男から告白されて
付き合うようになるという
今までからは考えられないような
新しい状況？価値観？(=システム？)を
戸惑いながらも受け入れていく
瀬戸さんの心境や考え方の変化を
表したタイトルなのかな。

好ましい絵柄ですが、
丸顔で目も大きく、かなりカワイイので
瀬戸さんが30歳にはまっったく見えずｗ
高校生ものとか描いたら
ばっちりハマりそうな感じではあるのですが
お話の内容は、しっかり
働く大人の男たちになっているし、
200Ｐ超の作品ですが
ページ数以上の読みごたえがありました。

途中まで、
話面白いけど、あまりキュンはないなぁ。。。
などと思っていたのですが(失礼w
大事なとこでちゃんとありました。

えろもたっぷりじゃないけど
そこそこあります。
絵がかわいいもんで、なんだか
イケナイものを見ているような気分に
なってしまったけど…(笑
(真っ白抜きで、何にも見えないよ！)

本作、BL AWARD 2022にノミネートされている関係で、2/7まで20％OFFになっています。
シーモアでは今日(2/5)”10冊まで20％OFFクーポン”も配布されましたし、
ご興味ある方はお得なこの機会に
10冊の中の1冊に混ぜてみるのは
いかがでしょうか～♪

ということで、大麦こあらさん、
次の作品も楽しみに待ちたいと思います。

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タグ：大麦こあら