BL「相方こじらせとんねん」感想

2022-03-08追記

2022-03-05更新

赤根晴さん作のBLコミック
「相方こじらせとんねん」の感想です。

2022.3.1発売(シーモア先行配信中)の新刊
（出版社：KADOKAWA
　　　　　あすかコミックスCL-DX）
（購入：コミックシーモア）

「笑う門にはクズ来たる」のスピンオフですが
本作だけでも読めます。
★笑う門にはクズ来たるの感想はコチラ★

ぼんやり大型ワンコ(ボケ担当)
　　小豆沢太一(あずさわ たいち＝通称あず)
　✕
キャンキャンうるさい小型犬(ツッコミ担当)
　　　　　　　　　市瀬 司(いちのせ つかさ)

高校からの同級生同士二人で組んだ
凸凹お笑いコンビ”弾(だん)マックス”は
結成10年目。
大阪から上京したものの、
ブレイクしきれない芸人などと揶揄され
漫才日本一決定戦の漫才GALA(←M-1みたいなやつ…)でも、いつも準決勝戦止まりな、中堅どころの微妙なランク。
お笑いの頂点目指して頑張っているある日、
「司が!!好っきゃ!!」
と小豆沢(あず)が突然告白してきてーー？！

というところから始まるお話です。

「笑う門にはクズ来たる」と同じく
お笑い芸人が主人公で、
ちょいちょい笑えたりするとこも似ていますが、
”笑クズ”が全体的に
ギャグテイスト強めだったのに比べ
本作は、意外とシリアス、というか
落ち着いた部分も多かった印象。
(重いわけではなく、基本コメディです)

実家が老舗旅館で、
その跡取りとして育てられてきたあず。
10年以内に日本一になれなかったら
芸人をやめて旅館の跡を継ぐ…という約束を
親とかわしているため、
ラストチャンスの10年目、
漫才GALAに決死の覚悟で臨んでいたのに
あずからの思わぬ告白でギクシャクしてしまう…

お笑いに真摯に取り組んでいて、
なにかとキャンキャンがなりたて
真面目だけど少々余裕のない印象の司と
えへへ～～うふふぅ～～ありがとぉ
という感じでぽやや～んとしたキャラのあず。

性格も体格も凸凹な二人だけど、だからこそ
お互いの足りない部分を補っている感じで
相性も仲も良く、見ていて楽しい(*´ω`*)

お互いが大事だからこそ
ギクシャクしてすれ違っていくところは
定番の展開とはいえ
切なくて涙が出そうになったり、
覚悟を決めたあずの姿が
めっちゃくちゃかっこよくて
ひょえ～～～～っ！:;(∩´﹏`∩);:ってなったり

ふたりの初合体のあとの
”さけチー”のとこは大爆笑ヾ(≧▽≦)

読み終わってみれば
「ああ～～～～面白かったっ！」
正直、期待より面白かったです(失礼な(笑

ええええ～～これで終わりなんて～(´;ω;｀)
もっとこの二人の活躍を読みたい！
続編希望です！

本作、98％関西弁なので
私の脳内ではずっと”似非”関西弁だったのが
方言BL大好きなだけに悲しい…
音声が欲しくなってしまう。

”笑クズ”の寺坂くんと田名部さんも
ちょこちょこっと出てきてます。

電子の特典は１ページマンガ
「格付けマックス」
芸能人格付け番組に出た二人。
あずのすっとぼけ具合が面白かった！
ああ～～↑こういうの、もっと見たいんよ～！

本作のアニメイト特典「受けトーーク！」が
めちゃくちゃ気になってます・・・
笑クズの寺坂くんと、司(受け同士・ツッコミ同士)のお話らしい。
違うCPの受け同士が仲良くするやつ大好きなので、買っちゃうかもしれん・・・

～～2022.3.8追記～～
ということで買っちゃいました。
アニメイトで。
特典はコチラ↓
ウケトーーク！
後輩芸人である”タランテラ”(←コンビ名)の
寺坂くんをサシ飲みに誘い、
せっすすの時のコツを聞き出したい
司の話でした。面白かったぁ！！
体格差CPだからね、小柄受けの司は
なにかと大変なんだよね(笑

裏表紙の寺坂くんがかわゆいの！

左下にある現在の寺坂くんの情報が面白かったです。
(↑画像では読めないように加工してあります)
タランテラのその後も読みたいなあ。。。
～～追記ここまで～～

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タグ：赤根晴