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「煙と蜜1~2巻」感想 [青年マンガ]

長蔵ヒロコさん作のコミックス
「煙と蜜 第一集~第二集」の感想です。
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第一集 2019.12月発売
第二集 2020.7月発売
表紙絵からもわかる通り、
今回の作品はBLではございません。
シーモアでのジャンルは「青年マンガ」
私が気になる作品がいっぱいの
HARTA COMIXです。


長蔵ヒロコさん、初読み作家さんです。
購入記事にも書きましたが
ツイッターで流れてくる宣伝で気になり
試し読みをしたら、すーごくかわいくて
つい2冊いっぺんに購入してしまいました。

舞台は、大正5年の名古屋。
良家の令嬢 花塚姫子(12)と
その許嫁で軍人の土屋文治(30)

18歳の年の差、家同士が決めた結婚相手、
傍から見れば、あまりにも違いが大きすぎて
ちぐはぐに見える二人ですが
そんな二人が、自然に、ゆっくり、優しく
交流していくその様が尊くて、
大変癒されました・・・

姫子さんがとにかくかわゆらしいんです。
良家のご令嬢ではあるのですが
まったく奢ったところがなく
無垢で、素直で、勤勉で、
何事にも興味を持ち、挑戦し、
女中にでも誰にでも分け隔てなく接する
天使のような子です。
そして、なにより文治のことが大好きで
文治の一挙一動に対する反応が、
それはもうかわゆらしくて・・・・・[揺れるハート]

一方の土屋文治さん、
一個大隊を統率する大隊長(少佐)で
目の下のクマが真っ黒すぎて
「ちょっ…オクスリやられてます…?」or
「どこか内臓を病まれておられるのでは…??」
って感じで、人相はよろしくないのですが
ガタイはよく、筋骨隆々(=健康体の模様(笑))
そして、見た目と反して
大変穏やかで気遣いのできる人物です。

文治から見たら、
姫子は自分の子どものような感じではないか
と思われるのですが、
きちんと許嫁としての敬意を払って接していますし
全く偉ぶったところのない、
当時の男性としては
かなりまれなタイプではないかと思います。

そのほか、姫子さんの母親、
花塚家の個性的な4人の女中さんたちが
主な登場人物なのですが
いやな人が一人も出てこず(今のところ)
ドロドロした展開は一切なし。

姫子さんが、様々なことに奮闘する様子を
周囲の大人たち(文治含め)が
温かい目で優しく見守るようなお話が中心です。

たまに、文治の軍人としての仕事の描写もあり
姫子の前で見せる柔和な顔とはまた違う顔で
バリバリと仕事をこなしたり
部下には気さくに接するも
時には厳しく指導する様子などが見られ
ますますいい男なのが分かります。

あの目の下のクマさえなければ、
かなりのイケメンなのよね、文治さま・・・
なんであんなに真っ黒なクマ…って思ったけど
そうか、あのクマは強面の演出のためか。

部下に、なぜ坊主頭にしないのか、と聞かれ
「坊主にすると人相が悪すぎて、
  婚約者を怖がらせるかもしれないから」
というようなことを文治が言うのですが
(文治さま優しい‥‥)
あのクマに坊主頭だったら・・・・
たしかにマジもんのヤバイやつにしか見えないかも、ってすごく納得してしまいました(笑

大正時代のお話なので
洋装と和装が入り混じる感じなども好ましく
絵も大変きれいで楽しめました。
ぬり絵とかしたくなる感じ。

読むと優しい気持ちになれる、素敵なお話で
癒し効果抜群。
姫子さんのかわいさだけでなく
文治さんの大人の色気も堪能できるし
続きもすごく楽しみです[るんるん]

最後に腐女子の皆さまに朗報(?)
文治さまのふんどし姿も拝めちゃうんですよ!
(⊙o⊙)ワオ!
ふんどしお好きな腐女子さん…結構いらっしゃいますよね?(私もですw)


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