「既婚ステータスだけいただきます！」感想

2021-08-30更新

佐崎いま＋高瀬ろくコンビ作のコミック
「既婚ステータスだけいただきます！」の感想です。

2021.8.17発売の新刊
（出版社：KADOKAWA）

佐崎いま＋高瀬ろくコンビの新作は
一般ジャンル。
とはいえ、同性同士のCPのお話です。

すごく面白かった～！

レズビアン同士のCP　璃子とくるみ
ゲイ同士のCP　誠一郎と律

性嗜好をカミングアウトする気はないけれど
親や周囲から「結婚は？」と
うるさく言われてしまう現状を打破するために
ふたつのCPが男女CPを装って偽装結婚し
４人で一軒家に暮らすお話です。

璃子、誠一郎、くるみ、律、の
４人それぞれの視点で
世間の理不尽や生きづらさ、
４人の共同生活の様子が語られていきます。

ある程度の年齢になると周囲から結婚の圧力や、
結婚したらしたで、
結婚相手の収入やらなんやらのマウント、
続いて、子どもはいつ産むのか、
一人産んだら「二人目は？」
・・・って、なんだかいつまでも
周囲からの悪気ありなしの圧力って
続きますよね…

同性愛者だから、ということだけでなく
こういった生きづらさのようなものが
いろいろ語られていて、
自分も無意識のうちにこういった発言を
したこともあるだろうなぁ…と
反省する部分もあり、考えさせられました。

でも４人でのシェアハウスの様子は
とても楽しそう
みんなが平等で、
うまく得意分野を補い合って暮らしていて
かなりうらやましく感じました。
一軒家に大人が４人いたら
家事の分担とか、かなり楽そうでいいな…

この１冊でお話としては
キレイにまとまっているのですが
ただ最後の方に出てきた
「子ども」のことを考えると
この２ＣＰが乗り越えないといけない問題は
まだまだありそう。

いまの時代、行為がなくても
子どもを作ることは可能だけど
お金がかかることだし、
仮にこの４人の間で子どもを作ったら
どういう風に育てていくのか・・・？？
なんていろいろ考えてしまいました。

特に「完結」の表記がないので
続いてくれるのかなぁ？？？

この先もすごく気になるので
ぜひ続編を出していただきたいです！


ところで
本記事で777記事目となりました～
別に何があるってわけではないですが(笑
なんとな～くおめでたい感じの
7のゾロ目を数か月前から目指していたので
ここでようやく到達できてちょっとうれしい。

今後もマイペースに
記事更新していこうと思っています。
よろしければこれからも
お付き合いくださいm(_ _)m

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タグ：佐崎いま＋高瀬ろく