BL小説「甘い水①②」感想 [かわい有美子(カワイ ユミコ)]
2023-04-23更新
かわい有美子さん作のBL小説「甘い水①②」の感想です。
1巻 2011.10月発売
2巻 2012.5月発売
(幻冬舎コミックス リンクスロマンス)
(購入:コミックシーモア)
平河寮シリーズの刊行順2~3冊目です。
表紙絵、かっこいいい~~♡
今回は「SIT」警視庁特殊捜査班係に所属する
表情薄めの無愛想ワンコ攻め 神宮寺
x
デリカシーのない美人受け 遠藤
ほぼ同い年のふたりのお話です。
ワンコ攻め、とか言うとかわいい感じで
神宮寺はそれとはちょっと違う気がしたけど
ワンコはワンコでも「シェパード」ね!
「シェパード攻め」
ウンしっくりくる(超個人的感覚
シリーズ1冊目「天使のささやき」の感想で
この神宮寺x遠藤CPより
峯神x名田CPの方がずっと好みだとか
堂々と抜かしたワタクシですけども
あの時はまだ「甘い水」の2冊目を
読みだしたばかりでして。
2冊すべて読み終わった今じゃあ
なんだよこのふたり最高じゃねえか!
続きは?続き読みたい!!!
ってなってます。単純ですみません。
あ、でもやっぱり
峯神x名田の方が好みですけど(笑
「甘い水」の意味が早く知りた~いとか
コメント欄で能天気に言ってましたが
知ってみたら、涙出てしまった私でした。
能天気に言ってごめん、遠藤さん・・・
ということで、
心に深い傷を持つがゆえに、他人の心の機微
特に恋愛方面に疎い遠藤の言動が
なかなかにぶっ飛んでいて
理解しがたいところもあり
そんな遠藤にモテ男の神宮寺が振り回され
シッポをぶんぶん回したりシュンと垂れたり
シッポもないのにその様子が見えるようで
かわいそうかわいかったです(*´ω`*)
本作もお仕事描写がしっかりあって
読み応え抜群でした。
ただほら、遠藤がそんな感じなので
恋愛としては
なかなかあま~い展開にはならず
遠藤に思いを寄せているらしい先輩とかも
出てきて、神宮寺とバチバチにやり合うし
ひたすら神宮寺が苦労したねぇ・・・
しかし、2冊目後半から始まる
ひなびた温泉地での強盗立てこもり事件が
ものすごい緊迫感・臨場感があり
素晴らしかった・・・!
しかも、遠藤にとっての神宮寺の存在が
仕事における信頼だけではなく
いかに大事になっているのかも自覚でき
一石二鳥のw展開!
出来ることなら、事件の顛末とか
もっと詳細に読みたかったんですけど?!
遠藤がめちゃくちゃかっこよかったので
神宮寺の活躍も
もっと見せてくれてよかったのに!
等と思いつつ・・・
(神宮寺は1冊目でかっこいいシーンあったし
まあいいか?笑)
痛々しい場面もありましたが
結果(?)ふたりの仲も
ようやく落ち着くとこに落ちたというか
ラストのあまあまな温泉しっぽりシーンが
大変良きものでございました♡
もっとえちえちを見せてくれても
よかったんですけどね・・・笑
ということで、無事大好きなCPになりました。
次の平河寮シリーズはなんですか?
え、「Zwei」?
だれが主役なの?捜査1課??
全然知らない人じゃないかー。
次も好きCPになれるといいなぁ。
**********
ところでいっこだけ文句言ってもいいですか。
作品・作者さんに対してじゃないです。
上記した通り、本作電子で読んだわけですが
また誤字を発見しちゃったんですよ。
しかもめちゃくちゃシリアスというか
緊迫感のあるシーンで。
「武器代わりの消化器」ってなんやねん。
次のページも同じ「消化器」
2か所も間違っとる・・・・
「消化器」のあとに並ぶ「マカロフ」
もう緊張感が台無しだよ
ちゃんと仕事してくれよ校正の人
(正解はもちろん「消火器」です)
あたしゃ、あんまりな誤字に
そこで数分固まったよ。
これがコメディだったら
そんな間違いも笑いのネタとして
ふきだして終わりになったと思いますけど
(実際頭の中で大腸小腸持った犯人想像して
笑いそうになったぞ)
全くそういうのにそぐわないシーンなんだもの。
こういうのって編集部に手紙を出したら
電子なら訂正してくれたりするのかな。
ちょっと真面目に考えよう。
ほんとBLって誤字が多すぎじゃないかな。
な~んて誤字だらけのブログ書いてる人に
言われたくないかもですけどね(笑
言われないような仕事してくれ校正の人!
だれか踊場さん呼んできてーーーっ!(笑
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