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BL「さよなら恋ヶ窪」感想 [波真田かもめ (ハマダ カモメ)]

波真田かもめさん作「さよなら恋ヶ窪」の感想です。
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波真田かもめさんの作品は「恋かもしれない」と「おはようとおやすみとそのあとに」が大好きです。

それ以外の作品も大体は読んでいますが(2冊くらいは未読かも)、正直言うと、恋かも~とおはおや級まではいかなくて。どれも、ん~~まあまあかな~~って感じだったんですが(ちょっと何様ですか。ごめんなさい。あくまで好みの話です)
今回の「さよなら恋ヶ窪」かなりよかったです。
波真田かもめさん十八番の日常系ほっこりBLです。

半年アルバイト、半年創作でマンガ家を目指している春海冠(28)と、存在感が薄く平凡でさえないサラリーマン杜拓人(25)の二人のお話です。
アパートの隣人である二人の仲を取り持つのがサボテンていうところが斬新かな?(笑
と言ってもサボテンの化身とかが出てくるわけじゃありません。そんなの出てきたら「日常系」じゃなくなっちゃうw
このサボテン(と猫!)を実にうまく使ってるなあ〜と感心しきりでした。

恋ヶ窪を舞台に、いかにもその辺にいそうな二人の出会いから、気持ちが通じて、付き合うようになって、喧嘩して、仲直りして…という馴れ初めから恋人になってからの諸々まで、美味しいところがじっくり描かれています。
付き合うまでの過程もワクワクするけど、付き合い始めてからのラブラブとモダモダも見たいよね!という腐女子心理をがっつり満足させてくれる構成です。
地味平凡な拓人クンが、アレの時には意外と肉食系な感じなの、ギャップ萌えでした。いいぞ!
扉絵が所々カラーなのも良かったです。
「著者カラー原画をできる限り再現した特別編集版」なんだそうです(電子)。紙ではどうなんですかね?
描き下ろしは10P。すっごく素敵なお話でしたぁ[揺れるハート]
んもーーーーー拓人かっこいい!
カバー下は二人のお部屋の間取りが載ってました。
何気に気になっていたので見られて嬉しかったな。
そして、コミックシーモア限定の特典は3P漫画。
あ、3Pって3ページって事ですよ!w
クリスマスのお話。二人が気が合いすぎてて可愛いかった!

1冊で完結のようですが、まだまだ読みたいと思わせる素敵な二人。

「恋かもしれない」と「おはおや」があんまりにも特別好きすぎるので、さすがにそこに並ぶとまでは、私的には行きませんでしたが、とっても好きなお話でした。
ああ~面白かった。

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